永遠時計〜僕がいる〜"3"

115(あなたSIDE) ページ17

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真っ黒な暗闇の中。









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あー、

私死んだんだ、って途方に暮れた。









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こうやって

あっけなく終わるんだ、って







まるで無気力な状態で

眠りに落ちる前かのよう。









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心電計の音は大嫌いで

何か終わりを告げられているかのよう。









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もう一度、


裕太の声、顔、手









全てに触れたいな。









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そんなこと、

何も出来ないくせに思っちゃってる自分。









頑張ろうって、

そう思ったって、








どうせ治らない。







この命だって

神様に捨てられてしまうんだ。









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何日経っただろう。

今何月何日なんだろう。









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わからないまま

必死に自問自答。









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すると、





裕太の声が聞こえてきた。









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何を言ってるかわからない。









でも、

この声は裕太だ、って。









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最後に聞こえたのは


じゃあ、行くね。って言葉。









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もし私が今

この真っ暗な闇から目を覚ましたら









裕太はいるかな。









どんな顔するかな。









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そんな気持ちで




暗い闇から抜け出すように

光を求め

裕太を求め









ゆっくりと目を開けた。









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