永遠時計〜僕がいる〜

46 ページ46

・









・









夜。









・









謎の虫が鳴いている

静かな道を体小さくして歩いた。









・









「忘れ物って？」







あ「レポート。


よりによって明日前田先生なの………、」









「ん〜(笑)

よりによって忘れるAもAだけどね(笑)」









あ「うるさい！

置いてく！！」









「っちょっと待ってって！！！」









・









学校の夜なんて……

絶対何か起きるにきまってるよ。。。









・









もう立ち位置的に

どっちが男子なのか分からなくなってきた(笑)









・









ついてこい！ってドヤ顔でそう言うA。









・









・









あ「ねぇ裕太！！！」




「ｯｯ！！


…びっくりした。。。

大声出さないでよ。。。」









あ「ハハハハハ(笑)」









「どうしたの？

あった？レポート。」









あ「あったあった！


でも、さっき先生いた。」









・









楽しそうに言ってるけど

結構それってヤバくない？









・









「え、うそでしょ？」






あ「懐中電灯持ってた。

多分、誰かいるっていうことはバレてる。。。」









「うそｯ」









・









俺が確認しようとすると

懐中電灯の光はこっちに向いて近づいてきた。









・









あ「どう？」









「ッこっちきて！」









・









Aの手を引っ張り

外のベランダに出た。









・









しゃがんでいるから多分ばれてない。









・









・









必死になりすぎて

Aとの距離が近いことなんて分からず

ただただ身をひそめた。









・









・

47→←45

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す