永遠時計〜僕がいる〜

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お客さんから注文を取るとき

ココアって言われる度

藤沢の顔が脳裏に浮かんで真面目に仕事できない。









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今何してんだろ。






映画とか行ってんのかな。




それともオシャレなとこでお茶してる？





雪降ってるんだし

この前みたいにこけたら大変だよ。









先輩「………森くん、玉森君！

お客さん！ぼーっとしない！」









「っあ！

すいませんっ。」









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どんだけ俺考えてんだよ。







って自分が嫌になる。









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だから冬は嫌なんだ。









寂しい気持ちになるから。









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すると、こら！って横から声がした。









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振り向けば……









「ッッ藤沢！？」









あ「何寝ぼけてんだ！

玉森裕太！」









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会いたかった彼女は

にやって笑いながら席案内して？と言った。









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「いらっしゃいませ、

今来たの？」









あ「そう！

外寒いね〜、早くココアであったまりたい(笑)」









「わかった(笑)」









彼女の注文なんて慣れたもの。









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いつも藤沢が来ただけで

注文取らずにそのままココアを置くぐらいだから(笑)









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戻ろうとすると

引き止められるかのように藤沢が口を開いた。









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あ「…っ今日



一緒に帰れるかな？」









「…今日？


うん、いいけど」









あ「じゃあ待ってるね！」









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って、満面の笑み。









こんな大事な時に

俺なんかに時間費やして平気なのかなって。









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