俺の愛した人＿オフィーリア＿ 前章 ページ1
ロウレスside
俺が生まれて…正しくは創られて、初めて恋をした相手はオフィーリア＿昔ハリネズミの姿で
吊るされていた時に助けてくれたのが彼女だった
彼女は俺が強欲の吸血鬼だと知った上で受け入れてくれた
一緒に過ごしていくうちに惹かれていったのは言うまでもないだろう
彼女はとても美しかった
もちろん外見だけではない 外見から性格までなんでもついには俺の代名詞である強欲.．.
欲しい物まで美しかった
俺はきっとあのとき…助けてもらった時から彼女が好きだったんだろう
ただ彼女はオフィーリアは国民の平和を愛し過ぎていたがために自分の命を投げうってまで国民に
平和を与えようとしていた
もちろんあの時止めることなんていくらでもできたし最後の最後まで見届けることしかできなかったのは自分の無能さが分かっていたからだろう
でも彼女がオフィーリアが国民に与えた平和だって長くは続かなかった
彼女が死んですぐに国は滅んだ
きっと平和なんて訪れないんだ、訪れたとしてもほんの一瞬夢の様に過ぎ去っていくんだと俺は彼女の銅像の前で泣き崩れた
あれからどのくらい時間がたっただろうか...
何百年たったかはわからないけどもう一度あんな風に素直になれるなら、一つのことで一喜一憂
できるならオフィーリアの様に全てに優しい平和を願う愚かな人を見つけてもいいんじゃないか
と思えるようになった
続く
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L(プロフ) - ジュリさん コメントありがとうございます！拙い文章ですが読んでくださり本当に嬉しいです！ (2017年9月26日 21時) (
レス) id: b8c3e34e82 (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - めっちゃ面白いです更新楽しみにしてます！ (2017年9月26日 19時) (レス) id: 84c51744c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：L | 作成日時：2017年9月3日 22時
