Cocktail [Zweite] -HSJ-

#Neunzehn ページ45

SIDE＿Hikaru


hk「…これどういう状況？」
yt「ごめん俺もよく分かんない。」


いや分からんのんかい。

裕翔が、嫌な予感がするから太陽の国に行きたいって言うから、急いで馬車を出してやってきた。
俺は裕翔の付き添いで来たわけですけども。

王族っぽい人と2人で走って行っちゃって、俺は裕翔の荷物と自分の荷物を、案内された部屋に運んでました。

…てことで、会議室で何があったのかとか、全く把握しておりません。


hk「…伊野尾ちゃん。」
in「はい？」
hk「結局、和解会議はどうなったの？」
in「んー……やむを得ず一旦中断、かな？」


……中断！！？？


hk「は、なんで…」
「2人の悪いところが出ちゃった…みたいな…？」
hk「ほう………誰！？」
kt「あ、太陽の国の王族…の岡本圭人です。
　裕翔のお友達…かな？」


…王族じゃん！？
え、すいませんでした！！←


hk「2人の悪い所ですか？」
kt「山ちゃん…あ、山田国王陛下、傲慢なところがあって…
　知念様もあまりにも冷酷すぎて…そんな感じ……」


どんな感じ？ってツッコみたくなったけど大体は分かったしいいか。
山田様の傲慢なところと、うちの国王陛下の冷酷なところがぶつかったりしたのかな？

そうなりゃ会議どころじゃねぇもんな…


yt「…俺、やっぱり2人に薮くんのバー行ってもらいたい。」
kt「うん…俺も。」
in「さんせー。」
ar「同じく！」


…うん、なんでこんなに集まってんの？
まぁそこはいいんだよ。

確かに、薮ならなんとかしてくれそうだけど。

あいつ最近、よく頭痛するみたいだし…そんなに頼って大丈夫なのかな？


…とは思うけど、それ以外に打開策見つかんねぇしな。


hk「…俺も、思うな。」
in「今晩にでも連れて行こ。
　体調が悪かったりしなければ強制連行で。
　それでいいよね？大ちゃん。」
ar「勿論。」


…ごめんな、薮。
多分これで、頼るのは最後だから。


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