お姉ちゃん ページ14
Aside
「「「え？……」」」
3人とも間抜けな声を出す
『私ね、確かに海外に行くって言ったけど、このまま会えなくなるなんて思ってないよ、長くても10年後くらいで会えるって思ってる』
私が泣きながら微笑むと、翔大は言った
「……でも、10年なんて長いよ」
『そうかな？その10年間が、私のことだけとは限らないでしょ？
その10年間はね、
ほら、真冬と、翔大は学校に行って、彼方はさかたんとうらたん達と卒業したりして、
あ！高校何処に行くか、大学行こうか、将来どんな職業につきたいか
そんな、未来の話で一杯だよ？』
「……なんで、そこまで」
彼方は目をそらしていった
『私はね、３人に幸せになってほしい、私がいなくても、「幸せだよ」って誇れる人になってほしい、だから、
笑って？
いつかは、必ず、会えるから___』
すると、3人は目を見開いて口をあんぐりとさせていた
「……ねーたんのバカバカバカ！、こんなんじゃ、笑うしかないじゃん……」
一杯頬に滴を垂らして笑っている真冬
私は真冬に『偉い偉い！』と言って真冬の頭を撫でた
「……あ！真冬だけずるい！僕だって笑うもん！」
翔大は目をごしごしさせて、精一杯の笑顔をした
『翔大も偉い！』と今度は翔大の頭を撫でた
「へへっ……」
まだ目を赤くしているけど、幸せそうな表情だった
「……はぁ、雰囲気ぶち壊し、これじゃ、泣きたくても泣けないじゃん」
彼方も目を擦って今度はﾊﾟﾝｯと顔を叩いた
するといつもの顔になり、
「姉さんにあっけなくやられたよ」
と苦笑いを浮かべた
『ふふふふ、皆こうだ！おりゃおりゃ！』
「わ！ちょ！ねーたん！」
「こ、こら！姉さん！」
「A姉！く、くすぐったい！」
皆の頭をわしゃわしゃした←
『よし！最後の夜は皆で寝よう！』
「え！？やったー！」
「……(小さくｶﾞｯﾂﾎﾟｰｽﾞ」
「じゃあ僕Aの隣ー！」
『いいよー？w』
ーーーーーーーーーーーーー
う「坂田、これめっちゃ微笑ましいじゃねぇか」
さ「ふふ、でしょ？うらたんのためやでー？」
ま「坂田もいいこと考えたなぁ」
セ「まーしぃほんまそれ、センラも微笑ましいですわ」
奏「なんでこんなことやってるんだろう僕達……w」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 575人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
つむぐ - やのさんの作品、とっても面白いです！！！！応援してます！ (2020年8月11日 13時) (
レス) id: 88b02305d1 (このIDを非表示/違反報告)
KOKESI(プロフ) - 夜中にごめんなさい。そして1年前の作品にコメントしてしまいすいません。泣きました。勇気貰いました。ありがとうございます。素敵な作品をありがとうございました！ (2020年7月6日 3時) (レス) id: 33ecba25f2 (このIDを非表示/違反報告)
緤那 - あ、涙腺崩壊物語や。これ。 (2019年5月28日 0時) (レス) id: e459f629a2 (このIDを非表示/違反報告)
OWL~ｵｳﾙ~ - とても面白いです！最後のところで目から水が....(ノ_＜。) (2019年5月1日 10時) (レス) id: 18a2c8b85d (このIDを非表示/違反報告)
愛香(プロフ) - すごく面白かったです！今やのさんの作品を全部見るっていうチャレンジしてるんですよ笑笑 ラストが感動的過ぎて、今から出かけるのに目が赤くなりそうでした笑笑 (2019年4月21日 8時) (レス) id: 02509c761b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：やの
| 作成日時：2018年7月9日 21時
