11.特大フルーツパフェ ページ11
『…………あ、巨人!これ食べようよ!』
「…………はぁ?何これ、……特大、……フルーツパフェ!?」
『いいじゃん!二人で食べよ!』
「ちょ!太るよ!?……」
帰り道、私がよくいくスイーツ店に通りかかると、看板に大きく“特大フルーツパフェ登場!”と書かれていた。
私はそれに反応し、真冬を引っ張って少し重たいドアを押す。するとチリンチリンといったベルがなり、見たことのある風景に変わる。
……この少しレトロな雰囲気がたまらんのじゃ!……(例えるならコ○ダ)
「いらっしゃいませ、2名様でよろしいでしょうか?」
『はい!』
すると美人な店員さんがやって来た。ここの服装はメイドのような格好で、めちゃめちゃかわいい。
そしてこの店員さんに誘導されて、私と真冬は一対一の向かい側にお互いがいる席に座った。
『……はぁ、あの店員さんめっちゃかわいかったね、』
「キモいよ変態」
『あぁぁん!?お前も目の前に美少女が現れたら一目惚れすんだろぉぉぉ!?』
「僕はそんな惚れやすいタイプじゃないし」
そう怒りだす私をよそに真冬は先程運ばれてきたお冷やのコップを両手で包み、ゆっくり口に含んでいく。
……信じられない!あんな可愛い美少女に惚れないなんて!……
「……で、特大フルーツパフェ食べるんでしょ?」
『うん!もちろん巨人の奢りで!』
「ちょっと○んできて?」
メニューを開くと、特大フルーツパフェの写真と値段、そして店員さんの言葉がかかれている。
“店一番の特大!あなたは食べられますか!?”だって!なんか可愛くない!?(?)
『……すいませーん!』
「はーい!」
まぁそんなこんなでさっきの超可愛い店員さんが来て、私はそのゆさゆさと揺れる胸を見つめながら注文し終えた。
くぅぅぅぅ!!理性が!!今すぐこの子を襲いたい!……
「牢獄行きになりたいのなら、どうぞ」
『それはやだ!……しかし、……あんな可愛い子なら、……』
「いや草」
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つむぐ - やのさんの作品、どれも面白かったです!別垢になってもずっと応援してます!お疲れ様でした! (2020年8月11日 18時) (レス) id: 88b02305d1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきか - 小説の最後の意味教えてほしいです (2019年10月27日 21時) (レス) id: f42ad21887 (このIDを非表示/違反報告)
ヽ(・∀・)やぁ - お久しぶりです。受験勉強で見れてないうちに...。新しい垢見つけたらコメントしますね!ずっとずっとやのさんの作品が大好きです! (2019年7月9日 6時) (レス) id: f277aaf274 (このIDを非表示/違反報告)
ここね(プロフ) - あなたの作品が大好きです!今回の作品も号泣させていただきましたw別アカになろうが必ず見つけ出します! (2019年6月16日 9時) (レス) id: f16806af0a (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - 今作も遅くなりましたが、読ませて頂きました。最後のつっかえる感じがとても好きです。また、貴方の書く作品に出会えたら嬉しいなと思います。お疲れ様でした!!!(^^) (2019年5月5日 23時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
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