エゴサーチも程々に【黄】 (ページ4)

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｢……いやいや、は！？スマホ壊れた！？｣

がたん、と大きな音を立てて椅子から立ち上がると部屋内が一瞬しん、となってこっちの方へ目線がやってくる。

そんな事より俺はスマホの操作が全く分からへんし、いきなり開き出したサイトにびっくりしまくってどうしたらいいのか分からずてんやわんや。

｢淳太、それTwitterに飛んだだけやって。｣

｢え？ほんま？｣

｢あれやろ、この間望に無理矢理アカウント作られてたやん。

アプリそのまんまにしてるからそのアプリに飛んだだけやで。｣

｢あ、なんやそうなんか…びっくりしたぁ…｣

その近くを偶然通った流星が画面を覗き、ぽつんと一言。
てか、お前どっから現れたん。

そんな言葉は他所に、スマホが正常な動きをしていることに安堵しながらも、息を吐く。すると先程まで濱ちゃんに構っていたのんちゃんがにやにやしながらこっちへと歩み寄ってくる。

｢なになに、淳太エゴサしてるん～？｣

｢おん、何やその顔、別にええやろ！｣

｢おじさんがらしくも無いことしちゃって～！｣

｢まだおじさんやないわ！｣

画面を覗き込んでくるのんちゃんをグイグイ向こう側に押しやっているとちょうどお迎えが来たらしく、マネが楽屋の扉を開いた。

各々これからは個人での仕事があるから荷物を持って立ち上がる。今日このあと俺はオフやから、そのまま家に帰るだけ。

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