【d!】異世界人召喚の儀式Ⅱ (ページ38)

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87.魔力Ⅱ ページ38

Aの腕輪が外され食事が始まる。

皆は既に食べ始めるが、やはり不安なのだろうAは手が止まってしまう。いつもあんなに美味しそうに食べているAがなかなか手をつけないためやはり周りは心配する。

ht「無理はしなくていいんだらね」

少し頷き料理を口に入れる。
周りは静かになり、Aの様子を伺っている。

『ｯう、』

Aが少し、顔を拒める。すぐにしんぺい神が近くに駆けより、周りも流石に大丈夫かと、心配の声をかける。

sn「どう、耐えられそう？」

『…は、はい、急に沢山流れ込んできてびっくりしましたが何とか耐えられそうです』

周りは安堵する。

sn「良かった。それならいつもの量まで食べてみてね」

Aは頷くが…

kn「どういうことや、何で2人だけ話進んでるんや」

sn「･･･時間がある時にね、少しずつ試してたんだよ」

「「「「「！？」」」」」

tn「そんなん聞いてないんやけど」

sn「試してたのを知ってたのは俺とグルッぺンだけだよ」

os「何で2人だけやったんや」

『…言えませんよ、耐えられなかったら倒れるんですから』

一同は更に驚く。倒れるまで試してたのかと。

ht「ペ神」

ひとらんが怒り気味に「何故そこまでやらせた」と睨む

『私が頼んだんです。自分の限界は自分で分からないといけませんから』

ut「なあ、それ倒れるだけじゃないやろ」

『！？』

ut「１回見たんよ…苦しくなって食べた物戻してた所」

「「「「「「！？」」」」」」

『はぁ、食事中に言う話じゃないでしょ鬱さん、それに、いつ見てたんですか…』

ut「たまたまやよ、医務室の窓のカーテン少し空いてたから見えただけや」

sn「はぁ〜」

sho「今は大丈夫なんすか」

『そお、、ですね。大丈夫そうです』

どうやら本当に平気らしい。

em「いつもの量とは」

sn「今はだいたい、、500ぐらいかな」

zm「そ、そんなに少ないんか？」

『これでもだいぶ増えた方なんですよ？維持できる量。前熱が出た時は貴族並だったらしいですけど、時間が経って、試してみたら1口食べて熱出しましたもん』

苦笑いをしながらそう言うAに周りは更に心配になる

『皆さんただでさえ過保護なのに余計に過保護になったら私何にも出来ないじゃないですか』

tn「せやけど…」

os「これからは絶対に言ってや、絶対やよ」

『はい』

少し微笑みながら返すAにグルッぺンが言う

gr「A。此処にいる奴らはもう､お前の事を警戒なんて微塵もしてないぞ」