皆集まれェェエエ！！自由な私達の(非)日常的学園物語！5【オリジナル合作小説】

死神の日記【雛猫(キノコ)】 ページ24

最悪だ。
今日も俺は普段通りに死んだ者達の魂を回収していたはずだった。
俺は〇〇エリアの死人回収担当で、今日の死人は58人と多め。
若い者もかなりいて、見た限り誰かに殺された感じだった。大量殺人か。
しかし…しかしだ。
現場にあった魂の数は57個。ひとつ足りない。
一応死体の数も数えたがやはり57。
何故かひとつ足りなかったのだ。

今まで死人数え係が間違えたことはなかった。
そして俺は死人数え係に直接間違えていないかきいたが、全員こたえは同じだった。
ちなみになくなっていた魂の名字は黒田。華族の生まれらしい。
その女が通っていた学校のクラスメートはほとんどが俺のエリアで死んでいて、
唯一死んでいなかったのが萌武野という少女。
こんなこと俺が考えてもどうしようもないのだが、おそらく萌武野が黒田達を殺したのだろう。
しかし不思議だ。黒田と萌武野は親友だったはず。
萌武野が殺したのだとしたら、黒田が何かしたのかただ単に殺してみたくなっただけか…
それともなにかに取り憑かれたか。
最後のやつだったら妖警察が専門だな。
…にしても外が騒がしい。
なんだか猫の鳴き声が聞こえるが、一体なにがおこっているのだろう？

…話がそれたな。
結果からいうと黒田の魂は見つからず、
俺は上司に散々怒鳴られた挙句余計な仕事を押し付けられた。
同僚には笑われるし飯も睡眠もまともにとってないしで本当に最悪だ。

それにしても黒田と萌武野の下の名前はなんなんだろう。
どうでもいい事なのだが一度気になるともう忘れることは難しい。
それは人間も死神も一緒だろう。
あー…黒田は有名だ。たしか雪子だった気がする。メロン好きの雪子。
問題は萌武野だが…ああ、そうだ美







これは今 から 約100年 前に書 かれ た 日記
ここ で死神 は書 くのをや めてい る
上司に でも呼ば れ たのだ ろう
そ れ と も 、 、 、

其処で何を見る？【赤黒 柚子見】→←彼奴はお前だよ【SnowWhite】

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