彼奴は誰ですか【SnowWhite】 ページ18
お兄ちゃんが来たのはいいんですけど…
どうしましょう…この人……
?「やっほー、そこの少年!」
そんな声が聞こえてきたので、
僕はその人を見ようと振り返りました。
この人…お兄ちゃんを一瞬見た…?
僕と同じ人かも…!
でも…なんだろう…この人…
神でも、普通の人数でもない…
?「お困りなようだから、僕が案内してあげる」
で、でも…案内してくれるなんて…
救世主様ですね…!
救世主様「こっから先は俺に任せて、君は戻りな?」
救世主様はふんわりと、柔らかい笑みを男の人に浮かべていました。その様子に、男の人は頬を染めています…。
そっちの趣味もあったんですね…
薫《こんな奴と蛍を話させてたなんて…っ!》
薫《蛍…これから俺はお前のことを守るからな?》
お兄ちゃんは僕の頭を撫でながら、
抱き締めてくれた。
僕の顔は自然に赤くなっていく。
他の人からみれば、
1人で顔が赤くなった子だが、
見える人からみれば、
兄弟愛を炸裂している二人の男の子。
そのことに気づいていない蛍は
天使のような笑みで薫をみていた。
救世主様は僕に手を差し伸べてきました。
あ。これ見られちゃったでしょうか…
救世主様「私はユーリア!君は?」
太陽の光で照らされたユーリアさんのその笑顔は美しく輝いていた。
蛍「あ…え、えと…その…ぼ、僕は…」
僕が言えずに挙動不審になっていると…
薫《こいつは蛍だ…あと俺は薫》
お兄ちゃんが助けてくれました。
薫《蛍になんかやったら…許さねぇから…》
薫お兄ちゃんは僕の目の前にきて、
腕を組んでいる。
双子なのに僕とお兄ちゃんは
性格が逆だな…
僕は顔をしたに下げた。
いつもお兄ちゃんは助けてくれて…
あの日だって
お兄ちゃんは助けてくれた…
だから僕は────────
───────────────。
…薫お兄ちゃん以外は────…
僕は顔を上げ、
ユーリアさんに満面の笑みを向けた。
薫お兄ちゃんに向ける笑顔と違って…
真っ黒な気持ちを混ぜた笑顔。
この気持ちは…
白に染まるか、そのまま堕ちるか…
それは──でもわからない。
黒は戻らない【臨海林檎】→←悪夢は消せるもの・小さな男の子【痣路不】
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雛猫(キノコ)-元ヒナキノ子猫(プロフ) - 終わりました! (2018年9月9日 16時) (レス) id: cc81ae7131 (このIDを非表示/違反報告)
雛猫(キノコ)-元ヒナキノ子猫(プロフ) - 更新します(はぁと)← (2018年9月9日 14時) (レス) id: cc81ae7131 (このIDを非表示/違反報告)
赤黒 柚子見(プロフ) - 手直し終わりました (2018年8月18日 22時) (レス) id: 06134be286 (このIDを非表示/違反報告)
赤黒 柚子見(プロフ) - 更新じゃなくて手直しします (2018年8月18日 21時) (レス) id: 06134be286 (このIDを非表示/違反報告)
赤黒 柚子見(プロフ) - 少し遅くなったけど更新終わりました! (2018年8月17日 14時) (レス) id: 06134be286 (このIDを非表示/違反報告)
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