皆集まれェェエエ！！自由な私達の(非)日常的学園物語！5【オリジナル合作小説】 (ページ16)

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閲覧注意？by美智【ヒナキノ子猫】ページ16

はー、楽しかった。
あの後アクセサリーとか小物とかお菓子とかを買って解散し、今は私の家。
ユーリアお金持ちなんだな…すごくびっくりした。

『えー？そんなの好きに呼んで良いよ？ユー君でもユーちゃんでも、ユーリアって呼び捨てでも良いし、ユーリア様でも良いし。別に呼び名はどうでも良いでしょ？』

あの時ユーリアはさも当たり前のことのように言った。
でも私はそれがよくわからなかった。
思い出すのは前の学校のこと。
仲の良い友達にでさえ敬語とさん付けをしないといけなかったルールだらけのクソ学校。
だから私にはユーリアの言葉が新鮮というかなんというか…
とにかく私の中の“あの頃の私”を少しだけ消せた気がする。

そんなことを考えながら私は電気を消した＿＿

ここは…どこ？
目を開けるといつの間にか路地裏につったっていた。
あたりを見回してみると現代的なもの、電柱とかがない。
そして私の服装が前の学校の制服になっている。

これは…これは夢だ。
そう、夢に決まっている。
今身体が私の意思ではないのに動いているのも夢だから。
いつの間にか私の手が包丁を握っているのも夢だから。
そう考えれば説明がつく。

この夢の中の私じゃない私も殺しをやっているようで、
手当たり次第に人をどんどん血塗れにする。

「く…くくく……あは…あはははっ！」

今私が殺したのは前の学校のクラスメイト。
何故だろうか。
普段の殺しよりも何十倍も楽しい。
私は目を輝かせ、もう一人の私は虚ろな目で次の獲物を探す。

「や、やめて…お願い…どうしちゃったの美智さん…いいえ、みっちー！」

……！
あの声…あの顔…同じクラスの雪子さんだ。
ってなんで！？なんでここにいるの！？そしてなんであだ名知ってんの！？

私が戸惑っている間にも、包丁は雪子さん?の方へ向かっていく。
血飛沫が見えた。とても綺麗な血飛沫が。

ただただ呆然としている私。
動かない雪子さん。
すべてが真っ暗になった気がする。
クラスメイトとはいえ他人が死んだだけなのに。
そして私は死なせる側の人間なのに。

なんだろう…この感覚は。
色々な感情が渦になって私を飲み込んでいく。
嫌だ嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌

「っ！…はぁ…はぁ……夢か…」

にしてもなんで…