皆集まれェェエエ！！自由な私達の（非）日常的学園物語！2【オリジナル合作小説】

なるほどねぇ【痣路不】 ページ22

ユーリアの質問に、夜桜ユリは答えた。


「わからないかなぁ、なんか紙を見て行こうと思ったから…」


ユーリアは大きな目をパチクリと瞬かせる。しかし、至極自然に。ユーリアは笑みを戻した。


「そっか。じゃあ転校生みたいな感じで良いのかな？」


暫しの沈黙の後、ユーリアはまたも口を開いた。


「ユリちゃんはさ、この学園のことどう思う？」


それは本心から聞いたことなのか。はたまた興味本位なのか。それとも興味はないが会話をつなげるためか。
真意がわからないのは、その表情のせいである。いつまでも微笑んだまま、ユーリアはずっと会話しているのだ。


「わいはねぇ、そうだなあ…」


うーん、と考え込むユーリア。しかし、すぐに答えが出たのか夜桜ユリに目線を直し、今日一の笑顔を見せた。


「特に何も思ってないや！だって、俺はずっとここにいるからねえ」


後方から迫ってきた自動車の邪魔にならないようにと、夜桜ユリの肩を抱いて自身の方へ引き寄せながら、そう答えた。
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よいしょ。どうでしょう！

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