皆集まれェェエエ！！自由な私達の（非）日常的学園物語！【オリジナル合作小説】

一旦閉幕…では無かった【臨海林檎】 ページ22

鬼灯side

三人が三人とも自己紹介を済ませた後、一番最初に口を開いたのは彩希だった。


彩希「そうか、白龍、いすゞ、よろしくな。
わらわはもう帰る。
神社を守らなくてはいけないからのお。
気を付けて帰るが良い。」

そう言って、彩希は力を使った。
ぱっくりと口を開けた境界の方を向いた彩希は一瞬ピタリと止まり、何か考えていたが


彩希「よいしょ」


という掛け声と共に境界へ消えた。
あの暗闇は何処まで続いているのか？

ふと思ったが、すぐに疑問は掻き消えてしまった。

帰ろうか。

自由学園はその名の通り、ルール等無い。
髪色も、服装も、何もかも自由だそうだ。

当然転入する時期も自由。

我は明日から通う事にしよう。

そんな風に決めて、白龍に別れを告げようと口を開きかけたそんな時。


キイイィ、と耳障りな音が近づくのに気付いた。


見れば、空からミサイルとやらが。
危ないな、と思う暇も無く、ミサイルは地面に激突するかと思われた…


が。

次の瞬間、物凄い風圧。

と、


？「どこのどいつだ、ミサイルなんて誤発した馬鹿は！？」


知らない青年の咆哮。









嗚呼、此処は閉幕なんて許さないらしい。
ふと、口角が上がった。

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