皆集まれェェエエ！！自由な私達の（非）日常的学園物語！【オリジナル合作小説】

楽しくなりそう【臨海林檎】 ページ8

鬼灯side

転入しよう。

早急即決した。

今の寺子屋は悪くは無い。
ただ、暇だ。

変わり映えしない日常。
平和だと言えば聞こえは良いが、我にとってはある種の苦痛であった。

そんな日々から抜け出せて、もしかすると自由が手に入るかもしれぬ。


天秤にかけるまでも無い些事だった。


日が降り注ぐ通学路を、早めに歩く。

高鳴る胸を片手で抑えて、片方に紙を握り締めて。

きっと他にも沢山生徒が来るのだろう。

どんな奴が来るのだろうか。

面白い奴が良いなぁ。

珍しくわくわくとしていたその時。



…こう言う日に限りアクシデントが起こるのは何故か？



男1「ねぇねぇ、彼氏いんの？」

男2「俺らとどっか行こうぜ」


…こ奴ら、馬鹿だな。

今から登校するかも知れない乙女を誘うなど言語道断である。


鬼灯「いえ、よしておきます」

男1「ほらこっち〜」


…断った。
我は断った。だがこ奴らは聞かずに腕を掴んだ。

………正当防衛だ。


鬼灯「…離せ、愚鈍め」

喋る間など与えぬ。
綺麗に吹っ飛ばしておいた。









嗚呼、楽しみだ。
自由学園はどんな所なのだろう？

どんな奴等が居るのだろうか...【夜月】→←暇なので 【ユリ夜桜】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す