二十 ページ21
念願の四人での任務
補助監督の新田さんが運転する車の助手席に座り本を読む
四人で行けばどんな呪いも怖くない!!はずが事態は深刻化していた
恵でもギリギリの任務
虎杖くんと釘崎さんには荷が重すぎる
小説をぱたんと閉じる
「また後で」
そう伝えて橋の下に歩いていく
「恵も来たんだ」
歩きにくい道
後ろから来る気配は恵
「津美紀さんのことは分かるけど_」
私の言葉を遮るように現れた二人
「自分の話をしなさ過ぎ」
「だな」
うんうんと頷けばあんたもよという顔をされる
「また後でって微妙な強キャラが死亡フラグ立てるときのセリフ!!」
なんだそれは
虎杖くんのたとえは分かりにくい
四人そろって彼岸へ渡る
チリッとした感覚とともに現れたのは大量のフジツボを模した呪霊
「これは食べたくないなぁ」
うえっとした顔をするとそこかよと総ツッコミ
あははと笑っていると後ろから感じる嫌な気配にバッと振り向く
別件は虎杖くんに任せ私たち三人は本件に移る
呪力を込めたライフルで穴を壊していく
モグラたたき初めてやるけど意外と楽しいかも
すぐ終わるな、と安心しきっていると釘崎さんの腕がひかれ壁に消えた
それと同時に虎杖くんと戦っていた呪霊も追いかけるように消えた
結界の外に出たのか?
恵は虎杖くんにも追いかけるように指示する
私はそれを横目に見ながらひたすら穴をつぶす
一番楽してしまっているな
恵が止めを刺し結界が消えていく
と思っていた
「本体探しか_」
消えない結界
本体が他にいる
一際大きなフジツボから生まれたそれは私がいけなかった任務
虎杖くんが一度死んだ
恵にしてみれば因縁の呪霊
「今日は譲ってくれ」
「10秒なら」
どうぞ、と一歩下がる
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作者名:呉沢 | 作成日時:2020年9月20日 16時