少女は放火魔に恋をした様です。

第X話 誕【たんじょうびおめでとう】葛西said ページ17

朝から災難だ。


まず朝食を取ろうとしたら何故かシックスがいて背中を叩かれてどっか行った。

ここまでは奴の気まぐれと考えていた。
だが、廊下を歩いていたらテラにまた背中を叩かれて、
グリーンXに行く途中でDRに叩かれて、
グリーンXでジャヤとジェニーに叩かれて、
帰りの車に乗る寸前で何でかリコに叩かれて、
おかげで朝から俺の背中が痛い。←

なんやかんやでAと一緒にいる隠れ家に着いた。
いつもグリーンXに行きたがるAが今日は行きたがらないのも珍しかった。

葛｢ただいまー……ってなんだこれ。すげぇ｣

それもそのはず、机の上には豪華な料理が並べられていた。
しかも、

葛｢全部俺の好きな料理だ……｣
A｢あ、おかえりなさい！さ、座ってて！｣
Aは柄にもなくエプロンを付けていた。
となると、Aの手料理か……
いやしかしなんでだ？

A｢それじゃ、

お誕生日おめでとう!葛西さん!｣

あぁ、そうか。九月一日、今日は……

葛｢俺の誕生日……｣
A｢まさか忘れてたの？大変だね｣

A｢あと、ジャケット脱いでみて｣
葛｢え？………あ｣


『誕生日おめでとう。せいぜい長生きしろ』DR
『誕生日おめでとう！欲しい物あったら何でも言って！』テラ
『おめでとう！明日花束贈るから！』ジャヤ
『Aと人生楽しみなさい』ジェニー
『誕生日おめでとうございます！いつもありがとうございます！』リコ
『おめでとう。今日と明日は疲れを癒しなさい』シックス


A｢葛西さん、お誕生日おめでとう｣



『誕生日おめでとう。いつもお疲れ様！これからもよろしく』A


嬉し涙を隠そうと俺は帽子の鍔を下げた。


○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
お誕生日おめでとおおおおおおおおおおおおう！
ニコ動パロは次回！遅刻ごめんなさい！
土下座最中！

第X話 笑【にこどうぱろでぃ】→←第14話 動【ふっかける】

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