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『失礼しまーす』
ヴィル「A？！なんでいんのよ！」
『何、皆俺を見る度に嫌そうな顔しないでくんね？』
ルーク「どうやって中に…」
『いや普通に、もう霧晴れてたよ？てか、はいお土産』
購買部で買った物がはいった袋を机に置く。
『お前、無理したろ。あんなデケェ霧、普段のお前じゃ作れない』
ヴィル「…気づいてたの」
『まぁね。ネージュがゲリラライブやってるのがまず可笑しいと思ってな』
ルーク「君の感の鋭さ…実にボーテ！」
『はいはい、ルークも怪我してんだろ、ここら辺の物全部食うなり何なりしていいから。
VDC、絶対成功させろ』
ヴィル「…ありがと」
『素直じゃないなぁ…まぁそれがヴィルらしさ、なんだろうけど』
ヴィル「五月蝿いわね。しっかり私の事見てなさいよ。絶対勝つんだから」
『ははっ、期待しとくよ』
頭をポンポンと軽く叩いて、部屋を出た。
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『レオナくーん！データ消えてるー！』
レオナ「お前自分で出来ねぇのかよ」
『いやぁ陸の文化は難しいからね』
再び作業が始まると、機械中の音楽のデータが全て消えていた。
多分、機械は直ったけど中身までは直らなかったんだな…
『バックアップ？があって良かったね』
レオナ「あぁ、危うくヴィルに言われるとこだったぜ…」
『そうだねぇ…
ねぇ、レオナ君。君気づいてるでしょ？』
レオナ「はっ、口で言われねぇとなんの事だか分かんねぇぜ」
『意地悪だね。大掛かりな魔法が使われてる事さ。君なら気づくと思ったんだけど』
レオナ「まぁな、こんだけデケェ魔法使えるやつは絞られるが…まさか、」
『そのまさかが起きてたんだよ。けど、ヴィルには何も言わないでやってくれ。相当苦しんでたから』
レオナ「誰も"ヴィルが"何て言ってないぜ」
『ﾊｯ…これは失言。忘れてくれよ〜』
レオナ「まぁな、俺もそこまでして人を苦しめる悪い大人じゃないからな」
『オバブロした人が何言ってんだか…って、痛い痛い！腕！砂にしないでよ！！』
ったく、大人の扱い方って本当に分かんない。
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