サメ ページ16
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シャーー
フロイド「A風呂入ってんの?俺も入れてよぉ!!」
『ビッックリしたぁ?!フロイドか…
いいよ、おいで』
シャワーを浴びてたらバスルームのドアが思い切り開けられた、危うくシャワーぶっ飛ばすとこだった。
『てか、急にどうしたの。何時も入ってこないじゃん、あと狭いな』
フロイド「えー?気分だけど、俺人魚に戻っていいー?」
『お好きにだけど先に体洗え、湯船はそれから』
フロイド「けちー」
『それが常識だ』
ブツブツ不貞腐れながら渋々髪や体を洗い始めた、やっと静かになっt「もー洗ったからいい?」
『はっや、』
フロイド「いーい?いーい?」
『はいはい、いいですよ』
バスタブそんな広くないんだけど、この状態で尾鰭出されんの?
フロイド「ウツボにへんしーん!」
『相変わらず長ぇ尾鰭…2.3mあるだろ』
フロイド「Aだって2mくらいあんじゃん
ていうか、その首の傷懐かしい、染みねぇの?」
ふと、首元に手を置かれる
『あーこれ?あの時直ぐに応急処置したからある程度は痛くねぇよ』
フロイド「ごめんね、俺たちのせいで噛まれちゃって」
『先に手を出したのは俺だから、フロイドは気にしなくていいんだよ』
頭を撫でると気持ちよさそうに擦り寄ってきた。こういう所はまだ子供だよな。
けど、この首の傷…懐かしいな、5年くらい前だったかな?
__5年前・珊瑚の海_________
まだ4人ともミドルスクールの時だった、
3人を俺が住んでた南の海の方に案内した時だった。
ジェイド「すごい…少し場所が変わっただけで温度も海流も違う」
フロイド「ここ暖かぁい」
アズール「見たことない珊瑚や魚もいますね…」
『気に入ってくれたなら嬉しいよ、さ!俺の住んでたところはもう少し向こうで…』
案内しようと3人の手を引くと、手元が影になった。
あぁ、そういえば…此処、アイツらがいるんだった
ルーブス「あれ、ヨシキリザメのエーズ君じゃん。
餌を連れて、何やってんだ?」
『…ルーブス君こそ、またお仲間連れて弱いものいじめかい?』
ルーブス「なんだと…?」
そこにいたのは、ホオジロザメの人魚、ルーブス達だった。
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