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はくはくと数度口を動かして
出ない声を出そうとした
けど何を言えばいいのかもわからず
結局言葉にもならなそうな声
ゾム
「あーあ、んな反応してたら取って食われんぞお前…
ほんまに……かわええんやから…」
もう一度包まれた両頬
またもう一度重ねられた唇が柔く私の唇を食んで離れていく
ゾム
「…………最高」
エメラルドグリーンの瞳に熱が籠って
じわと赤く染めた頬をあげて彼は笑って見せた
白い歯を、赤い舌を覗かせて
その大きな手で私の頬を包んだまま
ゾム
「っ…もっかい」
「待っ……」
歯止めの利かなくなった様子で
ゾムの綺麗な顔がもう一度近づく
こんなの顔面偏差値の暴力だ
「ｯ、ぁ…待ってってば…！」
ゾム
「んむ…………っ、ふふ…ふ、ひっ、はははｯ…！！」
口を押さえられて不満げに此方を見たくせに
すぐに上機嫌に戻って
勢いよく抱きついて…というよりかは、私を抱えるかのように抱きしめてきた
ゾム
「ホンマにお前は…っ……」
恥ずかしさのあまり、その服に顔を埋めるような気持ちで
彼の服をギュッと掴むと頭が撫でられる
ゾム
「ごめんごめん、止まらんくなってもうた…
ほんまに………今の、俺が死ぬかと思うくらいええ顔してたで」
何、いい顔って
……あぁ…ドキドキした…
きゅぅぅ、と心臓が縮むかのような気持ちになる
こういった感覚を恋煩いと呼んだのなら
もうどう足掻いても重症なのかもと思うくらい、心臓がはやく動き過ぎて怖いんだけど
「学校では、だめ」
ゾム
「…ふふ…じゃあ何処がええの？」
「…………」
意地悪…
ふいと顔を逸らしてしまえば、頬に口付けが落ちてきて
彼の腕がゆっくりと離してくれる
体も顔もあっつい…
あぁもう、凄く愉快そうに笑ってる…
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滅華狂(プロフ) - あのヤンデレじみたzmさん描けるの尊敬します…これからも頑張ってください (3月12日 17時) (
レス) @page14 id: 268b73ad4f (このIDを非表示/違反報告)
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