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それを聞いたゾムは
随分と驚いた顔をして、少しだけ顔を離した
鼻にでも当たってしまえと頭突きをしてやろうかと思ったが
両手に頬を掴まれたままでは到底不可能
「第一そんな堕落した生活、私本人が嫌」
ゾム
「それは別にええねん
お前が受け取るべきやって話なだけやから
あぁ、でも……うん
やっぱ弱い頭したお前はもっともっと、俺がしてやらなきゃいけないことが沢山あるんやって分かったわ」
「何、弱い頭って…！
さっきから人のこと馬鹿にして…！！」
睨みつけるが、ゾムの顔は…笑顔といっても気味が悪い
恍惚にも近い様な、感情の昂った様子の…
ゾム
「馬鹿は馬鹿や
馬鹿は死なんと治らん重病や
大丈夫……俺が死ぬまで看てやるから…
…でもそうやなぁ…お前なぁ…
普通わかるやろ、ほんま馬鹿やな」
直接的な表現になり始めて、流石に苛立ちも通り越して
どうしてそこまで言われなきゃならないんだと
苛立ち混じりの悲しみが溢れてくる
ゾム
「っ、はは…そぉ…
お前みたいな奴を貰ってくれる奴がまずおらんやろ？
夢見たかったんならごめんな？
でもまず無理やん、普通
けど…そんなお前をちゃんと大事にしてやれる男は俺だけ
そうやろ？
大丈夫やで、もしお前が分からなくても
俺がちゃんと連れ戻したるからな…
生き方も教えてやるから」
「なに、言ってんの…」
見下ろしてくる目の温かさは気持ち悪くて
言葉の節々から飛び出る感情の気味悪さに顔を顰める
けどゾムは大丈夫だと
私を落ち着かせる様に撫でてから体を起こして
私の上から離れた
ゾム
「俺もバイト頑張らんとな〜…」
バイト…
あぁ、それなら少しは離れられる
私もバイトしようかな…そしたらきっと…
ゾム
「同棲の為にも頑張らな」
「……明日にはもう、二度と、関わらないで欲しいんだけど」
何を言っているんだこいつと思ったが
それ以上に…本気で
二度と関わらないでほしくて
そう告げたのだが…
ゾムは少し驚いた顔をした後、ゆるりと笑った
ゾム
「俺が居らんとなぁんも出来んくせに」
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いねむり - おぉ、、！歪んだアイだ 自分が苦手系なはずなのに嫌いじゃない、、だと！ (9月16日 2時) (
レス) @page12 id: 64b21c98aa (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ*(プロフ) - 新作おめでとうございます！！いつも悶えながら作品を読ませていただいております！主様のスピードで更新頑張ってください！ (2022年6月27日 22時) (レス) id: 789bc89d04 (このIDを非表示/違反報告)
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