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私は素早く木刀を抜いて私に向かってきたやつの攻撃を受け止める
リクオは、とちらりと見ると目の前に敵が迫っているのになにかに気を取られていた
「っ、リクオッ！！」
「…！？イジ……！？」
「何やってんだおめぇら……」
「イタク！！」
リクオに伸びていた京妖怪の腕を切り落したのはイタクだった
「オレらの里で暴れやがって…京妖怪さんの…殺すぞ」
私は木刀で相手のナイフを弾きイタクの横まで下がる
「なんだお前……？喰い殺したろかバカが」
「…………吊るし決定…」
「やるぞ、姉」
「めんどくさいな……」
「まて……イタク、姉貴……」
今までなにかに気を取られてずっと動かなかったリクオがゆっくりと立ち上がった
「そいつは…オレの敵だ…！！」
「リクオ？」
「思い出したぜ…鏡花水月」
「！」
リクオの纏う畏れが変わった
「姉貴がさっさと教えてくれりゃあ早かったんだがな」
「甘えてちゃ修行にならんでしょーよ」
「そりゃそうだ」
「なんだてめぇ！？
てめーの畏は…切られただろーが！！」
坊主頭の鬼がリクオに攻撃を繰り出すも、ゆらりと空を切った
そしてまた別の場所にぬらりと姿を現す
「あ…あぁ！？てめぇ…何しやがった━━━━！？」
「バカが…オレが殺る！」
私に襲いかかったやつもリクオに襲いかかるも、またゆらりと消えた
確かに切っているはずなのに手応えが全くないのだ
認識出来ているのに触れられない
彼らは、リクオの畏れにのまれた
そうなれば、終わり
リクオは木の棒で京妖怪二人を殴り倒した
「…昔じじいにきいたことがあった。
ぬらりひょんってのはなんの妖怪なのか…って。
じじいはカッコつけてこういった。
ぬらりひょんとは"鏡にうつる花 水に浮かぶ月"
すなわち"鏡花水月" 夢幻を体現する妖…ってな…」
「やっと思い出したんだ」
「おう。確かにジジイの恥ずかしいカッコつけ発言だ」
「でしょ」
だがまぁ、思い出すのに時間がかかっても無理はない
なんせリクオが小学生にもならないほど小さい時の話だ
覚えていた方が凄いだろう
「厶…折れちまってる…
さすがに木の棒で妖怪倒すのは無理か…」
「畏をとくなリクオ！！」
ガギィンッッ
「大人しく帰るってんなら見逃したが弟に手ェ出すってんなら、私も黙ってないぞ」
「な、木刀で刀を……！？」
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(名前)ことみ(プロフ) - いつも、楽しく読ませてもらってます！ぬら孫の転生のものを探していてこの作品に出会い更新が来るたびにすごくたのしみにしてます！！これからも作品楽しみにしてます！！ (2020年1月4日 20時) (
レス) id: eb62bdd2ac (このIDを非表示/違反報告)
キカ - 明けましておめでとうございます！今年も楽しく読まさせていただいてます！次が楽しみです！更新頑張ってくださいね！お体に気をつけてください。応援しています！ (2020年1月2日 1時) (レス) id: 2047e5dc6b (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - ムクロさん» ムクロ様、コメントありがとうございます！気に入って頂けて光栄です。これこらもよろしくお願いします！ (2019年12月4日 23時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
ムクロ(プロフ) - コメ失礼します！むっちゃ面白い！凄ェ！ 面白すぎて1から一気読みしてここまできましたwこれからも更新頑張ってください！応援してます！ (2019年11月29日 19時) (レス) id: 1f680d1d0e (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 神威さん» 神威様、コメントありがとうございます！いやいや、文才なんかありませんからマジで…でも気に入って頂けたのなら嬉しいです！ぜひこれからも愛読よろしくお願いしますm(_ _)m (2019年11月29日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2019年11月14日 23時
