雪84片 ページ37
─
「う……ん？」
目を開けると、見慣れた風景があった。
リビングにソファとテーブルと椅子四つ。
何となく窓際に寄って日が差している窓に手を置くが、温度は感じない。
「……何だ、この場所」
て云うか、私撃たれたよな？
右腕を動かすが痛みはない。
目に映るのは何もかも何時も通りなのに、その全てが飲み込めなかった。
「薫さん」
聞き慣れた声なのに耳慣れない呼び方。
「遠、山……？」
「どうしたんですか？突っ立って」
「……や、何でもない……」
「それに名字呼びですけど……」
逆にそれ以外の呼び方してないだろ。
言い返しそうになったが、彼の私の呼び方を思い出して唇を動かす。
「遙治……」
「はい」
ごく普通に返事する遠山。
どういうことだよ？
「薫さん。今日おかしくないですか？」
「んっ！？」
突然至近距離まで真顔で詰め寄られた。
憎らしくなるくらい完璧に整った顔。
近くで見ると、それが嫌というほど分かる。
そして、そのまま
抱きしめられた。
顔がバカみたいに熱くなる。
「えっ、ちょお前…………！」
「何か問題でも？恋人同士なんですから」
………………は？
何 つ っ た 今 コ イ ツ ？
完全に思考がフリーズした私の手をとると、あろうことかそこにチュッと音を立てて口づけてくる。
フリーズから一気にオーバーヒートした。
色々々々と恥ずかしすぎて瞬速でコイツから離れたいんだが、しっかり腰に腕が回ってる。
そして、肩を引き寄せられ色白の顔が近づいてくる───────
目を閉じた瞬間、右腕に激痛が走った。
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camellia(プロフ) - Ninja250さん» 急展開すぎてコケないようします笑 続きが読めないしか売りがないようなものなので() 二回目のコメありがとうございます！頑張ります！ (2019年4月20日 21時) (
レス) id: 3318b01060 (このIDを非表示/違反報告)
Ninja250 - !?!?!?!?びっくり!!急展開!続きが気になる!! (2019年4月20日 21時) (レス) id: 1223e64b98 (このIDを非表示/違反報告)
camellia(プロフ) - Ninja250さん» わおー！！ありがとうございますとても嬉しいです！過去編ちょっと風呂敷広げすぎましたけど笑 ご期待にそえるよう頑張らせていただきます！これからもよろしくお願いします！ (2019年3月31日 18時) (レス) id: 3318b01060 (このIDを非表示/違反報告)
Ninja250 - うおー!今日見つけて今日読んじゃいました!すっごく続きが気になりますねえ!物語の展開が読めない!次の更新が楽しみです! (2019年3月31日 17時) (レス) id: 1223e64b98 (このIDを非表示/違反報告)
camellia(プロフ) - 白ぴくみんさん» コメントありがとうございます！そうですよね……高遠さんの小説少ないので半分自分の欲を満たすためにも書き始めたこともあります笑 コメントとても励みになります、これからも頑張らせていただきます！ (2019年2月7日 6時) (レス) id: 3318b01060 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：camellia | 作成日時：2018年12月28日 21時
