彼と英雄～日常～ (ページ22)

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【番外編】家？いいえ、豪邸です。ページ22

と、駅で取り合えず待っていると

仮想した双子が、パトカーから降りてきた

なんか、本当にパトカーで来るとは思わなかった

俺も吃驚だわ

まぁ取り合えず

他の野郎も仮想してることだし

「ちょっと…何で肝心の貴方が仮想してないのよ。」

と文句を言われた

「まぁ、サプライズだと思ってくれ。」

と適当に流す

まぁ、本当だけどな

行くときに桜姉妹の父親に

宜しく頼みますと頼まれたので

任されましたと、言っておいた

「さて、んじゃ行くか。」

と、全員を従える

「家はこの近くなの？」

と萌愛がいう

「いんや、あそこ」

と山をさす

「「「「……は？」」」」

と言われる

てか、萌愛お前も【は？】みたいなこと言うんだな。

「ま、良いか。そろそろ向かえが来るだろうからな。」

すると空から一筋の雷光が落ちた

いきなりで皆吃驚する

「おお、待たせたな坊主！」

と、戦車(チャリオット)から、筋骨隆々の男が降りてきた

幸い周りには俺達以外誰もいないからね

全員沈黙してるけど

「いや、まったく。相変わらずだな。イスカンダル」

と言う

すると、ゲーム好きが直ぐ反応する

「イスカンダルって…」

俺が慌てて

「ああーイスカンダルって名前なんだよ。すげぇ名前だよな。うん。」

と付け足した

「細かいことは良い。ほれ、坊主共、乗れ。」

と座席を開ける

「なんか、シンデレラになったみたい…！」

と萌愛が目を輝かせる

馬車じゃなくて戦車(チャリオット)です。

「しっかり捕まってろよ？振り落とされるぞ？」

と、一応固定化の魔術(メディアさんに教えてもらったれ

もかけておく

「では行(ゆ)くぞ！ALaLaLaLaLai!」

かけ声と共に戦車(チャリオット)は空を翔る

凄いスピードで走るもんだから

楽しむやつ、悲鳴を出すやつ

沢山いる

やべ、テンション上がってきた

「ALaLaLaLaLai!」

と俺も叫ぶ

「「ALaLaLaLaLai!」」

と、二人同時に叫ぶ

うん、爽快感がヤバイ。

と、あっという間に家につく

周りの反応も様々で

吐いてたり

泣きながら睨み付けられたり

楽しそうにしたりと

反応は様々

が、その反応も、次で変わる

「「「「……え。」」」」

お前らが言いたいことは解る

「「「「家じゃないじゃん！！」」」」

と突っ込まれた

イスカンダルは戦車(チャリオット)をしまいにいった

「……なにあれ？豪邸」

そりゃ、噴水とか露天風呂とかもろもろついてたら吃驚するよなぁ