時覚学園【小説】

幸せ 【美空】 ページ9

ふふっ…。



「王子様っ…！」



むぎゅっと…彼の右腕に抱きつく。←



彼の顔は絶望的だった…。




なんで？



どうして？




わからない…。



普段は一発なのに何故？




「らぁらちゃん…！」





壁から覗き込むらぁらちゃんを見つけた。





「…グミ。どうしたの？」



にこにこっと笑みを浮かべたらぁらちゃん




らぁらちゃんが横にくると…





嬉しさのあまり…




はにかみ…ふわっとした顔で微笑む。





左には王子様。



右にはらぁらちゃん。




私幸せだぁ…。

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