時覚学園【小説】 (ページ46)

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癒し系【彩子】ページ46

「あっ…私のクラス来ます？すっごく…息苦しいよ？」

「それは遠慮します」

即答。だってあそこ前川君(兄の方)いますし、気まずいですし。

謝るまでは顔を合わせることすら絶対出来ません。

あ、グミちゃんの目がうるんできました。

らぁらちゃんに殺される……！←

「べっ、別にグミちゃんのクラスに行くのが、嫌、と言う訳じゃ……いや、あるかもですけど、

えっと、Sクラスに喧嘩？というか、ちょっと私が悪いことしちゃった人がいて、それで、

その人と会うのが気まずいなぁ、と思いまして…………ごめんなさいね？」

「そうですか……なら仕方ないです、ね……」

うわ、すごい罪悪感。無理して笑顔作ってるかんじが半端じゃないです！

「本当にごめんなさい！お詫びというか、このクッキー……食べますか？」

ポケットから手作りのクッキーを取り出すと、とたんにグミちゃんの顔が明るくなりました。

「ありがとうございます！いただきまぁーす！

…………わぁ、美味しい……！」

「どういたしまして！そうだ、栄二君も食べます？」

「え、いいんですか？では、お言葉に甘えて……あ、おいしい」

「それは何よりです♪」

本当にこの二人といると癒されます…………これから授業以外の時はここに居よう……

－－－

彩子は栄二君とグミちゃんの前では目のハイライトが戻ります。

逆に言うとそれ以外の時は目が死んでます。