時覚学園【小説】

嫌味 【空詩】 ページ13

入学式…




間に合うはずがなく…←





「ちょっと、小桜さん達聞いてるの！？




遅刻するならするで…連絡をいれなさい！




入学式がこんなのでどうする気！？




これからやっていけると思ってるの！？




これだからチャラチャラした子は…」




なにそれ…？




嫌味？




遅刻の連絡はしたはずなのに…なんで？





「先生。遅刻の連絡はしました。



教師がそんな言い方して良いのですか？



遅刻の連絡が回っていないのは先生方のミスです。




それを関係のないことで怒らないでもらえますか？」



先生の眉間にシワが寄る…。




グミは…震えている。





「こんな口の利き方…



これだから…親のいない子は…」




グミがびくっと震えるのがわかった…。



1番気にしてること…



私たちの中の禁句なのに…




関係ない…そんなの…関係ない…。




なのになんで…





親がいない子はダメな子なの？



親なしで頑張ってるのはいけないことなの…？

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