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鷹 43 ページ43









《 とある先輩広報 》




「それで、ここの部分に合わせると--」

-- Aー


「はい!あ、周東さん」




この2人、つくづく仲良いなぁと思う。お互い兄弟がいて、佑京は妹がいるし、宵宮もお兄さんとお姉さんがいるからか、傍から見れば選手達と絡む時の距離感なんかは、何となく兄弟っぽく見える。中には同い年や年下の子もいるけど…笑

でも、宵宮が広報室に所属した時から思ってたけど、佑京も佑京で何となくその頃から同じ距離感だったりするよなー。何て言うか、実の妹と同じ様な絡み方と言うか…。かと思えばちゃんと1人の女性として接してたり。兎に角優しい。佑京の方がよく喋るけど。

だけど、宵宮も宵宮で聞き役に徹してても楽しそうだし




「いいですね、温泉」

周東「次あるの楽天戦だし、
シーズンオフ前のちょっとの休憩」

「ビジターですもんね」




どうやら佑京は楽天戦前に温泉行くようで。まぁ、明日から3日間空くしね、その間に少し連戦続きの癒しを得るのもいいと思う。

宵宮はそう言うの興味あんのかな?女性だし、美肌の湯とかそう言う類のやつとか特に。それこそ休憩時間なんかは、同じ広報の櫻葉と他部署の数人で集って、メイク談義してたのを見かけたことがあった。

やれ化粧水は何処だの乳液は何を使ってるとか、化粧品は何処のを買ってる?とかの話。男の俺には分からなかったけど、今更ながらに宵宮って、言い方悪いと思うけど薄化粧って言うか、あれだ!ナチュラルメイクって言うのか?多分それ。




「何ですか、西田先輩」

西田「…え?あぁ、いや…
宵宮ってメイク薄いなぁって思って」

「あー…まぁ、多少なりとも社会人の端くれなので、
そこそこ程度でやってはいますけど…何ですか急に」


西田「いや、この間メイク談義してたの思い出して」


「おすすめはされましたけど、
肌質はそれぞれ違うと言う結論に至りましたけどね」

周東「Aはなんなの?肌質」

「私は乾燥肌ですかね、何方かと言えば」

周東「えー、そう?」




…すっげぇナチュラルに触るじゃん、佑京。それに宵宮も宵宮で慣れた様な顔して触られてるし…。え?俺が間違ってんの?普通に触られる事に何とも思わない宵宮、え?もしかしてよく触られたりする?

しかも、手の平じゃなくて手の甲って言うか、細かく言えば指の甲って…慣れてんな、さては。




「メイクしてたりするので、分かり難いのでは?」
周東「んー?まぁそれもあるか。でもモチモチしてる」











(ここに入って3キロは痩せました)
(アンタ元から細いんだから食べなさい)
(誰目線w)

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作者名:RIKU | 作成日時:2023年8月23日 21時

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