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鷹 3 ページ3









《 鷹ガール 》




「うーわっ…!!」



ZOZOマリンで出待ちしていれば、ぞろぞろと疎らに出勤してる選手達やスタッフさん。その中に、あの広報さんもいる。

まるで宝塚の男役の様だ。高身長でショートカット、中性的な顔立ちではあるものの、イケメンの分類に入る程のカッコ良さがある。

そして今、この出待ちに来てる方々のサイレント歓声が湧いた


髪の毛をかきあげながら、少し物憂げさを漂わせる様な雰囲気ではあるものの、此方をチラッと見た時に口元を抑えてる方を見てか、ドギマギして場馴れしてない感じがギャップ萌えだ。

宵宮広報、カメラ好き且つバスケ好き。この間の富樫タオルは話題だった。今日は、どうなんだろう…。聞いてもいいかな…。




「っよ、宵宮広報!!」

「っはい!」


「今日はどんなタオルですか!!」


「「 はははっw 」」

柳町「どんなタオルー?笑」
甲斐野「富樫タオル?笑」


「今日はスヌーピーのタオルです!」


.「可愛いー!」
..「スヌーピー好きなんですか!?」


「スヌーピーは好きですし、あとムーミンも好きです」

栗原「ゆるいのが好きなん?」

「…まぁ…と言うより、私のこう言うのは興味はないでしょ」

「興味あります!し、それに私は宵宮広報が好きです!」


「わ、私は、あの…っえと、あっりがとうございました!」




宵宮広報って、こう言うの慣れてないんだ…。学生時代でも今でも、告白されてそうなのに。何か、更にギャップ萌えを感じる。女性ではあるけど、女の子って感じがする。

走り去っていく後ろ姿には思わず周りも笑ってるけど、「可愛い」と言われてる。

次観戦に来た時は、ムーミンやスヌーピーの何かをプレゼントしようかな…。




栗原「うちの広報を推して下さってありがとうございます!」
甲斐野「よいは皆さんが見てるそのまんまで、
こうやって照れるので、バンバン言ってあげて下さい!笑」

柳町「赤面症なので、あまり言い過ぎないで下さいね笑」




赤面症なんだ…。確かにさっきも逃走して行く時に耳が赤かったっけ。何だか、私も赤面症を持ってるからか、こんな風に聞くと身近に感じる。

それがコンプレックスだったりもするけど、宵宮さんの意外な一面やギャップ性、それでいて自分と同じものを持ってるからか、そんな所にも惹かれる。



「あ、あのっ!宵宮広報に、これからも頑張って下さいと、
宜しければお伝え下さい!」


柳町「はい!笑」









(って言ってたよ)
(うわぁ、…好き)
(あは笑よいが鷹ガールに惚れた笑)

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作者名:RIKU | 作成日時:2023年8月23日 21時

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