部に入りたい？…無理。2ndStage 【歌い手】

54 その笑顔の先には ページ7

luz「ねぇ、俺らと組まない？」




…ん？




え、luzくんが？ 男装してる私と？








…こ、こいつ…！気づいている…！？









そんなまさかーナイヨネー！ウン！








『じゃあお言葉に甘えて…』


luz「ん、ありがとA」






ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇっ！！！！




今っ！！ 言ったよね！？


絶対言ったよね！？私の名前！！






私は咄嗟に、前を歩くluzの腕を掴む。





luz「どしたん？」


『き、気づいてるの？』ﾎﾞｿｯ


luz「うん、何となく…今確定したけど。でも、良かった、無事で」






というluzくんのはにかむ笑顔は、心底安心した顔だった。






『う、うん…？ あ、他のみんなには内緒ね？』


luz「ええけど、何で？」


『ちょっと計画がね…』







そう、私は今計画の真っ最中。




…なんの計画かは、ご想像にお任せするよ。









luz「分かった！」





と言って走り出すluzくんの背中に着いて行き、まふと合流するハメになった。

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