部に入りたい？…無理。 【歌い手】

40 いや、分かるよね！ ページ42

前奏が流れる。




集中して、全力で。





届けるんだ。








『3、2、1、はい！！』






ワァァァァァァァァ！！！







『自問自答 無限苦言ヤバイ＿＿(略)』


そ「収束できない不条理＿＿(略)」



「『どうでもいいけどマカロン食べない』」






早口言葉、言えるかな？
姫森さん。





少しの間奏の間にステージ横を見ると、呆気にとられていた姫森と目があった。



『＿ニコッ。』


姫「＿！」







これが、私達だから。




＿ごめんね？









それからは、いつものようにめいいっぱい歌った。
ミスもなかったし、裏返ることもなく終われたので良かったことにする。()





『ありがとうございましたー！！』


そ「よし、引き続き楽しんでねー」





また、歓声が溢れた。




そらるがステージから去って行き、私だけになった。次の曲は、感情を入れて歌わないとな。






『続きます曲は、ライクで透明エレジーです。…曲カモン！！』







わぁっとまた騒ぎ出す観客達。





迫力のあるように感情を込めて歌った透明エレジーは、みんなに届いただろうか。



…横目で姫森の居た所を見てみると、そこにはもう誰もいなかった。
(HA☆HA☆HA☆)←









そして、96猫と天月の竹取も勿論大歓声で。


うらさかのロメオもすごく人気だった。


まふとluzくんのフィクサーも、ふぁっきゅんのソロも、全て。









これで分かってくれるかな









姫森と私達の、実力の差を。

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