◇百二十三、 すれ違う思い ページ28
朝起きると、______
『どう、して…』
自分の左腕にじんわりと、赤いモノが染み付いていた。
これは____血、何だろうか…?
鈴神「…主、それは」
『起きたんだね。私も今気づいたんだけど…、怪我はしてないみたいだし、何なんだろう?』
鈴神「…。」
…鈴神?
雩鈴「A様ー!ごはん出来…え!?大丈夫ですか!?」
今日ごはん担当だった雩鈴が呼びに来てくれたのは嬉しいけど、今は来ない方が良かったかもしれない。
今にも私の腕を見て混乱してしまっている。かわいいけど。
『大丈夫。怪我はないみたいだし…』
雩鈴「本当ですか…?」
『本当本当!ほら、朝ごはん食べよ!!』
私は話を曖昧に終わらせ、雩鈴が作ってくれた朝ごはんの元へと足早にかけていった。
…本当は、薄々、気がついているような気がする。
でも、私自身が何処かでそれを否定している。
だから、気づいてないフリをしているんだ。
…違うと、思いたいんだ。
だけど、頭の何処かで昔聞いたことのある言葉が浮かんできてしまった。
犲型楊椶涙Φ椶琳狃が術を使うとね、不定期に暴走することがあるんだ。″
違う。だってそれは、ちゃんと制御出来るようになった筈。
それが何故また発動するなんてこと…ある筈がない。
燹弔覆鵑如∋笋世院″
燹弔修譴蓮△泙生世┐覆い痢ごめんね、A。″
…まだ他のリスクがあるなんて、そんなこと…ある筈ないよね…、?
________
鈴神side
朝起きると、主の左腕部分の服が赤く染まっていた。
当然驚いたが、何処かでいつかこうなることも分かっていた。
…ついに、来たのか。
きっと主は、昔のトラウマを思い出し、犲型楊椶遼汁″と捉えていることだろう。
…だが、それは違う。
否、ある意味関係はあるのかもしれない。
でもそれは私からは話せないことになっていた。何故なら、話してしまったら_今から起こるであろう牴燭″にとって、全くの意味が無くなるからだ。
主には悪いが…私には何も出来ない。
しかし、いつかは知ることになるだろう。
.
今から始まる、玳Φ椶痢押
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ふぃりあ(プロフ) - 獣兎さん» ありがとうございます!! そう言ってもらえてとても嬉しいです。´∀`*)b (2017年10月8日 17時) (レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
獣兎 - 今迄この作品を読ませていただいてました。とても面白かったです! 更新を楽しみにしておりました*(^_^)* (2017年10月8日 16時) (レス) id: bba55528ae (このIDを非表示/違反報告)
ふぃりあ(プロフ) - 桜刀/夢悪蝶さん» ありがとうございます!!とても嬉しいです…、更新頑張ります! (2017年9月28日 21時) (レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
桜刀/夢悪蝶 - 続編おめでとうございます! 文ストはあんまり見ないけど、ふぃりあさんの作品を見て興味をもちました! 投稿頑張ってください! (2017年9月28日 20時) (レス) id: 1ef74e7ff5 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃりあ(プロフ) - Maiさん» ココ、コメントありがとうございます!(・・、) そうなんですね!私も初めて知りました…。これで更新頑張れます。 (2017年9月19日 22時) (レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふぃりあ | 作成日時:2017年9月17日 19時