迷い込んだのは… 一人の巫女？ 肆 【文スト】

◇百二十二、 願いは ページ27

『ほら、仲直りして』


「「はい…」」






鈴神の目が覚めた後にそう言うと、渋々二人は仲直り(？)してくれた。





『…ん？』


鈴神「どうした、主。」


『いや、なんか…只ならぬモノを感じた様な気がして…、』


雩鈴「妖怪ですか？」


『…あー、うーん…、』



正直、そんな気がしただけでよく分からなかったので、勘違いだったのかもしれないな…。




『…なんでもない。』




そう言って、ことを済ませた。






ー深夜ー





『っ！！！』







飛び起きると、私は何故か汗をかいていた。

今は何時なんだろうと時間を見ると、まだ深夜の二時半。…嫌な時間だ。




…そういえば、何で深夜に起きたんだろう？

今は何の気配も感じないし、別に何も起こっていない。なのに、こんなに汗もかいて飛び起きるだなんて…そんなこと、今まで一度もなかった。



『どうしたんだろう…私…。』



分からない。

もしきっかけが悪い夢などそんなものなら、自分は必ず覚えている体質だしなぁ…、







まぁ、いずれ分かるよね。。







そう思って、…いや、願って。


その夜、私は眼を閉じた。







ー朝ー





『どう、して…』





あの深夜から数時間。


朝目覚めると、私の身体に異変が起きていた。

◇百二十三、 すれ違う思い→←◇百二十一、 とか言いながらも

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す