こんな日常、望んでない。【歌い手】

18 効果音はおひとつで ページ18

『…まぁ〜何となくは分かったんですけど…、』


ま「おぉ！それは良かったです！」







いや、それはいいんだけどね。








『どうやって家と鍵がどこにあるのか分かったの？』


ま「あ〜…それは、倒れた1メートル先の表札がAちゃんの苗字だったってのと、
鍵はポケット漁ったらあったから…かな。(鍵ハマった時感動した←)」


『どちらにしろ変な人ですね(真顔)』


ま「え…。」


『でも助けてもらったのは事実ですし、…まぁ、ありがとう、ございます。』


ま「…っ」






いや何無言でしかも後ろ向きでガッツポーズしてるんですか(遠い目)





…あ。この人前私の空気に乗せられた人か！←






『じゃあもう帰っていいd((』

ま「ね！ちょっとお願いがあるんだけど、いいかな？」






遮ったな…お願いってなんだろ。

まぁ、借り作っとくのも嫌だし、お礼ってことで今回だけいいや。






『じゃあ今回だけ…お願いってなんですか？』


ま「もう授業をサボらないで下さい。」


『あ、それは無理です(真顔)』







それは、無理です(心の中でもう一度)








ま「え〜…、じゃあ記念に写真撮ろ！」





何の記念だ(真顔)

こちとら倒れて疲労感半端ないんだよ←







『…はぁ。一回だけですよ。撮り終わったら帰って下さいね。』


ま「ほんと？！やったぁー！」








なにが嬉しいのか分からないが、やっぱりこの人は私の中の危険人物としてリストに再追加された。←









『…近くない？』


ま「はいっ、チーズ！」







ｶﾞﾁｬｯ(ドアの開く音) ｶｼｬ(シャッター音)









…なんか効果音２つつかなかった？←

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