…え、嘘ですか？【歌い手】

57 まだ慣れないので← ページ9

「「失礼します！」」






な、何で…





『…何で、坂田さんとまふまふさんが…？』


ま「96ちゃんに頼もうと思ったんだけど…」


坂「なんか、そらるさんと話し込んでるみたいで…」






え、もめてるとかじゃないよね…？






ま「なので、僕達が家まで送ることになりました！」





そんなキラキラした目でグッドポーズされても！！←

今度こそ倒れますよ…！？






坂「…あ、そういえばジャージのままだね」


『…あ。』






そうだった、マラソン終えたまま保健室来たから…





ま「着替えも持って来たから、着替えた方がいいね」


『あ、ありがとう…』





まふまふさんから渡された制服を受け取り、その先からどうすればいいのか分からなくなった。





『え、えーと…、着替えたいんだけ、ど…』


坂「？ …あ、そっか…！じゃあ俺ら廊下で待ってるから！！」


ま「え、え？」


坂「ほら、出るよ！」





空気を読み取れてないまふまふさんを連れて、2人は保健室から出て行ってくれた。





『よし、着替えよう…』





念の為、ベッドのカーテン閉めてその中で。





…よし、終了！！



制服に着替え終わり、ジャージ等を鞄の中に押し込んだ。






…ハッ！



これはもしかしたら、鞄持って脱走すれば1人で帰れるのでは…！？






いやダメだ、廊下には2人が待ってるし、反対のドアから出たとしても絶対気付かれる…。

もし気付かれなかったとしても走ることは容易ではないだろう。







さて、どうするべきか…


と悩んでいると。
窓から太陽の光がぱぁっとさしてきた。






『…これだ！』






窓から脱出して、靴箱はすぐそこだから…入り口から入って上靴を置いて、外靴をはけばいいんだ…！




そうと決まれば、と思い私は窓を素早く開け、上靴のまま外へと着地し、
そしてけんけんぱーのまま靴箱へと移動した。







.





.






ま「Aちゃんまだかなー？」


坂「女の子は時間かかるんやない？」


ま「そっかぁー！」


先生「お前ら何してんだ？←」

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