手錠プレイはほどほどに ページ19
「何考えとるんですか！！」
突然の手錠プレイ………あ、間違った………突然の手錠に山崎さんは憤慨している
「Aさん！ふざけてんですか？！鍵は？！」
『ここにありますけど………捨てます！』
手錠の小さな鍵を開いている病室の窓から投げ捨てた
「あっ、えっ、ちょっとォ？！………ｸﾞｯ………ﾊｧｯ………ﾊｧｯ………」
山崎さんは驚いていきなり立ち上がったからまた痛みが襲ったのか壁にもたれて息を荒げている
『だ、大丈夫ですか？！山崎さん！』
「大丈夫じゃねーよ！………はぁ………ほんと何考えとるんですか………Aさんを巻き込むわけにゃいかんのに………」
『………巻き込んでください』
「何言って………」
『山崎さんに………巻き込まれるのは私にとって幸せなことですから』
この特殊な状況のせいなのか………手錠に繋がれて距離が近いはずなのにいつもなら言えないことが言えてしまう
山崎さんを見ると茹でられたタコのように赤くなっている
「と、とりあえず早く屯所行きましょう！………と、屯所に行けば…て、手錠の鍵もあるしね！」
『はい！』
ーーー
『看護師さん慣れてましたね』
「まぁね………真選組はよくこの病院に世話なってるから………いきなり来ていきなり去っていく輩とでも思ってんでしょ」
ナースセンターの前を通ると最初驚いていた看護師さんはカルテを見て山崎さんが真選組だと分かると慣れたように退院手続きをしてくれた
「ﾊｧｯ………ﾊｧｯ………」
病院の出口は目の前……山崎さんの歩くスピードが早くなった
『山崎さんもう少しゆっくり歩いた方が………』
「大丈夫………うっ………」
『あっ………』
ﾄﾞｻｯﾄﾞｻｯ
山崎さんが床にへたりこむと手錠をしている私もつられよろけて床に転んだ
「………///」
『………///』
私が山崎さんのことを組み敷く形になってしまい………三白眼ぎみの黒目に自分が映っている
このままもう少し顔を突き出したらお互いの唇が触れあうだろう………
口から心臓が出そうなほど鼓動が早くなるのに………この先を求めてしまう自分がいる
『山崎さん………………好きです………私がキスしたいと思うのはあなただけです………』
「A…さん………何言って………」
私は受け入れてもらえないのは分かってるから………最後の悪あがきでキスをしようと決意し顔をゆっくりと近づけた……
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ちー - 終わりって書いてるんですけど続きありますか？すっごいこの小説好きです！ (2022年9月19日 15時) (
レス) @page40 id: 9c6bdad68c (このIDを非表示/違反報告)
Ais - つ、続きはどこに！？ 続きください！いつまでも待ってます！ (2022年7月8日 2時) (レス) @page40 id: a23b86f862 (このIDを非表示/違反報告)
RIO - 小説読ませてもらっています！更新待ってます！！ (2022年3月25日 1時) (レス) @page40 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
Zoo(プロフ) - さくらぎさん» さくらぎさん☆ミコメントありがとうございます！お褒めの言葉に癒されました( ；；)更新がんばりますのでまたぜひ読んでいただけると嬉しいです( ＾ω＾ ) (2021年3月2日 19時) (レス) id: 10217891d8 (このIDを非表示/違反報告)
さくらぎ - 素晴らしい文章に、とても癒されました。ありがとうございました。 (2021年2月28日 22時) (レス) id: 97d3a30c6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Zoo | 作成日時：2020年8月5日 17時
