危険な遊び ページ5
ミサキ「Σ本当に行くんか!?やめときぃ!危ないやん!?」
マキ「そうだよ!…って言うか、なんでユキナリなのさ!?」
行かせない!と言うような皆の反対意見に沖田はただ、落ち着いたように…
沖田「そこに居たからでさぁ。今この時間にここに来て俺に見つかった自分の運命を恨みなせぇ、ユキナリ?」
コウ「Σそれが、警察のすることか!?」
何を言っても、意見を変えて自分が突っ込むという選択をする人ではない事は俺が1番知っている。
ユキナリ「…じゃ、いっちょやりますか。」
リツ「ゆ…ユキナリ!?」
止めるのも聞かず建物に近づき、一斉射撃を浴びる。
死んだ!と思い目を瞑るが、気の抜けたような声が聞こえた。
ユキナリ「10数えるうちに射撃をやめて武器を捨てろ!…じゃないと、こっちからも攻撃するよ?」
そう言うと、パトカーの近くに走った。
そして…
ユキナリ「いー(ブォン)ーち。」
パトカーを持ち上げて投げた。まるで、雪玉でも投げてぶつけるかのような綺麗なフォームで。
……10どころか、1すら数え終える前に。
『2〜10は!?って言うか、1数えながらもう投げてなかった!?』
ユキナリ「男は多少バカっぽい所があった方が以外にモテるんだよ。」
『バカっぽいって言うか、ただの危険人物!?』
ユキナリ「じゃ、もう一球行くよ!」
『行くなアホ!』
ミサキ「な、何が起きてるん?」
メリー「車って片手で持ち上げられるんですか?」
タケオ「……無理だろう。普通は…」
リンタロウ「ユキナリくんすっごい馬鹿力だね♪」
コウ「そんなんで片付けられるものでは無いぞ?」
車がぶつかり、穴の空いた建物を見てここでの買い物は難しそうだと現実逃避しながら、ユキナリを見る。
楽しそうに傘で大砲のたまを打ち返している。
……アレ?傘ってこんなに丈夫なの!?
マキ「…新手のバッティングパフォーマンス?」
サトル「た…大砲と傘を使ったのは新しい…?」
オサム「アレは…ホームランですか?」
チエ「いけいけかっとばせ…?」
バッティングパフォーマンスかなんかだと現実逃避する者達に、リンタロウが冷たい目で、
リンタロウ「…現実から逃げんな。馬鹿どもが。」
と、言い放った。
その目はマイナス10℃の極寒の地で氷入りの水風呂に浸かるよりも冷たかったと後のメンバーは来世に語るとか語らないとか。
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作者名:チヒロ | 作成日時:2018年5月20日 21時