No.05 ページ6
(桜井)
昨晩は何とか怒られることなく、無事に恵の家に泊まらせて貰って久々の女子会トークで終わった。
これから恵にお世話になると思うと凄く申し訳ない気持ちでいっぱいなんだけど、恵は私を一人にさせる方が怖いらしい。
そんなに私は信頼ないかな！？これでも一人暮らし歴はそこそこなのに！
一応、今日から翔北救命救急センターに務める。昨日は勝手に初療室に入ってしまったから今日から務める事は知ってるはず。
『ここで部屋あってるよね……って、藍沢？』
橘先生に聞いたカンファレンスをしている部屋の目の前に着けば、ドアの前で待機してる藍沢の姿。
え、どういう事ですか。
「桜井か」
『うん、橘先生にカンファレンスの後にって言われたからさ。もしかして藍沢も今日から？』
「あぁ。昨日はコンサルだ」
『なるほどね、また宜しく』
「あぁ」
ほんとに表情を顔に出さないよなー。
なんて思っていたら中から橘先生の声が聞こえた、カンファレンスが終わったらしい。
藍沢がドアを開けてくれて先に入るように仕向けてくれる。え、ほんとにこいつどーした。
「昨日の件があって気付いてる奴もいると思うが、今日から新しく指導医として海外から戻ってきてくださった桜井A先生と脳外科医の藍沢耕作先生だ。
桜井先生にはスタッフリーダーである白石の補佐とフェロー育成をしてもらう。彼ら2人も7年前までは救命のフェローで白石達と同期だ。
海外での医療経験が桜井はあるから、フェローは良く動きや処置を学ぶように。」
橘先生の普段聞かない真面目な紹介を聞いて、藍沢に視線を送れば一度頷かれる。
あ、私からってことね。
『橘先生にご紹介して頂いた桜井Aです。専門は心臓外科で、フェローの子達は何か困ったら聞いてくれれば答えられる範囲で答えます。救命は久しぶりなので宜しくお願いします。』
こんなもんで大丈夫だろうと思い、藍沢に視線を送れば藍沢が淡々と自己紹介をする。
藤川先生とかずっとニヤニヤしてるけど、突っ込んじゃダメだよね。
「脳外科の藍沢だ。よろしく」
藍沢らしい自己紹介が終わり、カンファレンスも終わって私ははるちゃんに捕まる。
恵と美帆ちゃんは何か同情の目を向けて部屋から出てった。待って、助けて幼馴染。
『えーっと……、はる…ちゃん？』
「色々とたっくさん聞きたい事があるんですが、桜井先生」
『……えっと』
「今日の夜、ね？」
『あ、ハイ。』
今日こそ、お説教コースだ……
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Yuri - 更新、楽しみにしています！ (2018年8月2日 21時) (
レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
柚希拓海(プロフ) - ☆ゆゆまる☆さん» ありがとうございます。すぐに確認し訂正させて頂きます。 (2018年5月27日 18時) (レス) id: 0d726a2806 (このIDを非表示/違反報告)
柚希拓海(プロフ) - みかさん» 返信遅くなりすみません。ありがとうございます、すぐに訂正します。 (2018年4月14日 18時) (レス) id: 0d726a2806 (このIDを非表示/違反報告)
みか - No.１８で「行ってたの」が「言ってたの」になってますよ (2018年4月2日 13時) (携帯から) (レス) id: cb44cdb910 (このIDを非表示/違反報告)
柚希拓海(プロフ) - 真衣さん» 感想ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2018年3月30日 14時) (レス) id: 0d726a2806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚希拓海 | 作成日時：2018年3月20日 21時
