雪男の紅一点は愛されてる-2-

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感情がぐっちゃぐちゃになってた。



切り替えなきゃって、分かっててもどうしても涙が出てくる。



深澤「泣いてる姿見て、ジャニーさん喜ぶのかよ！Aのするべきことは、何だよ！！そんなんで、土曜日迎えるなら、出なくていい。」



このふっかの言葉がささった。



『りょーへ。10分。』



どうしても辛い時、どうしても切り替えられない時、いつもこうやって1人にしてもらう。



『あぁーーーーーーーーーっっ！！！！！！！！』



叫んで、泣くだけ泣いて、負の感情を全て吐き出す。



そして、プラスに変える。



これは1人の時には出来なくて、誰かが待っててくれないとなんだよね。



リハ室の真ん中に仰向けに寝る。



『絶対にこのチャンス無駄にしないから。絶対にテッペンとるから。見ててねジャニーさん。』



よし、頑張ろ。



阿部「入るぞー。」



10分が経ち、亮平に続いてみんながリハ室に戻ってくる。



バッと飛び起きると、6人以外のみんなは驚いてる。



ついさっきまでグズグズ泣いてた人が、急に元気になれば驚くか。



『練習中断させてごめんなさい！』



ラウ「…Aちゃんもう大丈夫？」



『うん。心配させてごめんね？』



深澤「A、ごめん！！！！！ひどいこと言った！！！！」



別に気にしなくていいのに。



『ふっかが、私の事考えて言ってくれたってわかってる。』



深澤「本当に辛くなった時は、言ってよ。無理しなくていいから。」



渡辺「ふっかがそう言っても無理するんだろうけどな。」



阿部「矛盾しちゃうけどさ、泣きたくなったら泣いてもいいよ。」



岩本「立ち止まりたくなったら立ち止まればいいし。」



宮舘「その時は、置いてかないで待ってるよ。」



佐久間「走りたければ付いてくし。」



『いいこと言って、泣かせようとすんな馬鹿。あと、3人とHiHiたちが混ざれない空気作んないでよ。』



圧倒的に、6人と歩いてきた道のりは長いから、さすがに9人で歩き始めた道のりは短いし、3人が知らない苦悩が沢山ある。



少しずつでも知らないを無くして、歩く距離を長くしていきたい。



そのためにも、前を向くよ。

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