夜月狐と魑魅魍魎の若頭 (ページ6)

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奴良組と夜月狐組ページ6

『おかーさん、おかーさん！』

やぁ皆、Aちゃんだよ。読者の皆はいきなり回想に入ったのに疑問に思うよね、まぁ私はばぶばぶ生活を終え今は5歳になりました。今日はお母さんが

"何故妾があのジジイの所に行かなければならないのじゃ…うるうる"

…なんて言いつつ顔は少しニコニコしていた。

「どうしたんじゃA」

『おかーさんが会いに行くおじいちゃんってだぁれ？』

「ふむ、誰と来たか。まぁ、簡単に言えば妾の組と同盟関係にある組の頭領じゃよ」

『へぇー…そーなんだ！！』

どんな人なんだろう、怖い人じゃないといいなぁ…と思いつつお母さんの後ろを着いて歩いた。

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ぽけーっとしながら私とお母さんが日本風の屋敷に足を踏み入れると、髪の毛が金髪で少々首が離れている男の人が真っ直ぐ綺麗にお辞儀をし

「よくいらっしゃってくださいました。夜月狐(よづき)組の夜月(やげつ)高嶺様、A様」
ん？

お？？首が少し…離れてる？？？？！！！！

『ほぁっ？！』

「？どうしたA」

お母さんなんで突っ込まないの？！？
これ私だけおかしかったりする訳！？Why！？

もう一度横目でちらりと見てみると万遍の笑みを浮かべていた。それと首は…
…くっ付いていた。

昨日ホラー映画見ちゃったからかなぁ…

私はこの事を忘れることにした。

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「さ、高嶺様こちらです」

「鳴呼、有難う」

「それと、A様はこちらへ。」

『…はぁい、』

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「おや、珍しい客人だな。リクオの友達か？」

『…………』

お母さん言ってたよ。こういう着流しをもっと着崩してる人は録な人が居ないって。

「おいおい、そんな睨むなって、怪しいヤツじゃねぇから、な？」

『そういうこという人はみんな怪しいんですよっておかあさんが言ってたもん。それと知らないひとと話しちゃだめって』

「今現在その怪しい知らない人と話してるんだが…まぁ、知らなくなければいいんだな？」

『……』
やばいよこの人犯罪予備軍にならないか心配になってきたよ…(失礼)

「オレは奴良鯉伴。ここの奴良組2代目やってる。どうだこれで知らない人じゃないだろ？というかアンタ半妖か？」

『……「あーいたいた！」？！』

「おぉ、リクオの友達だったのか？」

「え？違うよ？？」

「は、嬢ちゃんそれほんとかい？」

なんか長くなりそうだなぁ