変わらず直球愛し合い【沖田総悟】

一文字で遮る ページ30

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「でも、やっぱりちょっと、薬はアカンと思いますぜ」


「何だその口調」





……ここ数日間、この薬を飲めと いかにもな瓶に入った液体を私に飲ませようとして来た。

何とか逃げ抜いてきたけど、やっぱり薬は危険だと思う。絵面的にも、色々とね。



ていうか もう総悟くんも、お仕置きとか関係なくただただ興味本気で薬を飲まそうとしてるし。




「私が言いたいことはですね……その……惚れ薬みたいのなんかなくても……常に総悟くんにゾッコンだよ？」


「……よく恥ずかしげもなくそういう事言うよな」


「いや、恥ずかしいですよ！物凄く！」


「お」


「''お前も恥ずかしがる事があるんだな''……って言おうとしましたよね！？今！」


「……うぜェ」



お。

つ、ついに！！

私も総悟くんの言いたいことが一文字でわかるようになってしまったかもしれない！！！

以心伝心！




「ほらやっぱり、薬なんかなくても私たちの愛はどんどんどんどん深まっていくんですよ、へへっ」




胡座をかいてる総悟くんのそばに行き、腕にそっと抱きつく。



「暑い離れろ」


「そういえば暖かくなってきたね。夏が近づいてきたよ総悟くん」




明らかに嫌そうな顔をしている総悟くんは無視して話題をふると、一つため息をつきのっかってくれた。




「Aは夏に何かしたい事あるのかィ」


「総悟くんの誕生日に同じ空間で呼吸が出来るだけでもう十分です」


「大袈裟だな」


「総悟くんは何かしたいことあるの？」


「ん？Aと【ピー】･･」

「あーーーーいうえお！何んですかそれシラナイです！」


「あ？知らない？要するに雄しべと雌しべを――」


「総悟くんだってよく恥ずかしげもなくそういう事いうよね！」



おあいこだよおあいこ！


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神楽毒舌炸裂→←悪魔だよ悪魔

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