全力投球両思い【沖田総悟】

死んじゃうから！ ページ6

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私の腕を引いて海の方へ歩いていく総悟くん


何これ、はたからみたらただのカップル！



「い、一緒に遊んでくれるの？」


「ああ」



おお！



足が浸かる所まで到着した。

それでもまだまだ進み続ける。


……



私の腰が浸かるところまで到着した

それでもまだまだ進み続ける



……



肩が浸かるところまで到着した

それでもまだまだ進み続ける



……



とうとう私の全てが海に浸かった




「ブハッ！！そっ、そうごく……！」



命の危機を感じて咄嗟に総悟くんにしがみついた。

おんぶというか何というか、やっぱりしがみつくという言葉が一番合ってる。



「オイ、離れろ」


「む、無茶言わないでくださいよ！死んじゃうから！」


「お前どうせドキドキしてるだろうから俺にはくっついてこないと思ったのに。

もっと苦しんでる顔が見たかったのに」



悪魔……！


確かにドキドキしすぎてハンパないけどやっぱり死は避けたいよ。


でもやばいよ総悟くんに後ろから抱きついちゃってるよ。

足持ってくれないからお腹に巻きつけてるし

私のアゴの下に総悟くんの肩があるよ。やばし。



総悟くんの生肌にこんなに密着する時がくるなんて。



「私の心臓早いのわかります？感じます？」



不意にそんなことを聞いてみた。



「お前本当に馬鹿だな…………わかるよ、心臓が早ェの。お前のちっっせェ胸が当たってるからな」


「なっ！ちっさい強調しすぎ！」


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