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直球で全力 ページ43

side沖田
 ̄ ̄ ̄ ̄


それから三日


早瀬が、今日で女中をやめる事になった。


最後に俺らに適当に挨拶をするらしい。


あの部屋に来た日以来ひとことも会話していない。



「短い間でしたけど……お世話になりました。

私、ここで働いてみて、いろんな事学びました――――……」



結構な長話をする早瀬。



「――自分を曲げるような事したくないって思ってたけど、自分の性には似合わないような事にチャレンジするのもいいかなって思いました。

本当にありがとうございました」



浅くお辞儀をして出て行く早瀬




自分に似合わない事か



……俺も


女作るなんざ似合わねーって皆に思われてんのかねェ。

まあ、んなのどうでもいいが。



なんか、今すごくAを可愛がってやりたい気分になって来た。

まあ来週強制的に空けとけっつったし。その日まであと二日。

たっぷり可愛がってやりまさァ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


Aside
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


今日の午後、早瀬さんがお店に顔を出した



「あの、お団子なに食べ――」

「いらないわ。挨拶に来ただけ」

「あ……はい」



そう言って二人で客席に腰を下ろす。



「悪かったわね。この前。貴方が来てるのにも関わらず沖田くんと話し続けて」


「あ、うん……」


「あんなに冷めてる人が、貴方みたいな女作るなんて何か裏があるって思ってたけど……そうでもないみたいね」


「え?」


「お互い直球って感じで、良いんじゃないの」


「は、はあ」


「私は、自分を曲げるような事したくないって思ってたけど、あんなに堂々と出来たら、カッコいいものね」



いまいち話の趣旨がわからないけど……

私と総悟くんの背中……押してくれてる、のかな。



「貴方みたいに全力で突っ走っていくのも悪くないかもね」


「そう、かな」


「話はそれだけ」を席を立つ早瀬さん
店の玄関前まで送る事に。



「あのっ、早瀬さんも……クールで……羨ましいなって思います」


「ありがとう。また今度お団子食べにくるわね」



最後に会釈して微笑み、店をあとにした早瀬さん。



よし、私もありのままの自分を出して行こう。


総悟くんに似合う女は三枝Aしかいないって、みんなに思ってもらえるように頑張ろう!


.

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沖田彩乃(プロフ) - ゆずさん!この小説ギャグ線高いッスネ!超面白いです! (2016年4月28日 23時) (レス) id: e31aa8383d (このIDを非表示/違反報告)
ふらわ(プロフ) - ゆずさんの作品大好きです!直球シリーズも大好きです!鬼更新頑張ってください、待ってます!w (2016年4月7日 20時) (レス) id: d783636807 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 厨二なあほ毛さん» やってしまったー!(笑)ありがとうございます!これからもじゃんじゃん指摘お願いします(-_-) (2016年4月7日 19時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ななせ.さん» ありがとうございます!頑張ります! (2016年4月7日 19時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 皐月*゚さん» ありがとうございます!! (2016年4月7日 19時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず | 作者ホームページ:http://yuzuhomepage  
作成日時:2016年3月30日 15時

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