嫉妬 ページ34
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花火大会も終わり、夏も終わりを迎えている今日、花火大会ぶりに総悟くんとデートをしている。
そこで、私は何となく自分の中で突っかかっていたあの話題を出してみる事にした。
「総悟くんさ!……新しい女中の人がどうとかって言ってたじゃん……?どんな感じだった?」
「あー……」
きっと脳裏でその人を思い出してるのだろう。
そしてフッと鼻で笑いやした。
「すっげーぶりっ子で、男大好き。男に会いたくて入ったような
――そんな奴とはまるで正反対」
なかなか面白い奴でさァと言いながら缶ジュースを飲んでいる。
「ど、どんな子なの?」と聞きながら私も缶ジュースのフタを開ける。
「男嫌いで、一匹狼みたいな感じで、無表情な奴。だから若くても女中入れたのかもしれねェな」
「そうなんだ……。変な子じゃなくてよかったね!」
「ある意味変わってるけどねィ」
私の中で、総悟くん目当てで総悟くんに会うために入ってきた女の子だったらどうしようとたくさん妄想してしまったけど、
ちょっとホッとしたような……
って、ホッとって、
こんなことで嫉妬してるみたいになってしまった。
「よく話すの?」
「いや、基本そんなに関わらねーな」
ふーん。と言いながら、私も缶ジュースに口をつけた。
総悟くんはその頃にはもうほとんど飲み終わっていて、顔を上に向けラストスパートを飲み干していた。
「まあ少しの間らしいけどねィ」
「そっかっ」
「ん。――あ、あとお前、来週空いてるか?つーか空けとけ」
「あ、うん、わかった!」
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沖田彩乃(プロフ) - ゆずさん!この小説ギャグ線高いッスネ!超面白いです! (2016年4月28日 23時) (レス) id: e31aa8383d (このIDを非表示/違反報告)
ふらわ(プロフ) - ゆずさんの作品大好きです!直球シリーズも大好きです!鬼更新頑張ってください、待ってます!w (2016年4月7日 20時) (レス) id: d783636807 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 厨二なあほ毛さん» やってしまったー!(笑)ありがとうございます!これからもじゃんじゃん指摘お願いします(-_-) (2016年4月7日 19時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ななせ.さん» ありがとうございます!頑張ります! (2016年4月7日 19時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 皐月*゚さん» ありがとうございます!! (2016年4月7日 19時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず | 作者ホームページ:http://yuzuhomepage
作成日時:2016年3月30日 15時