少し懐かしい ページ22
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「そーーうーーごくん!!」
……あれ、これ叫ぶの少し懐かしい気がする
頭をぼりぼり掻きながらダルそうな顔した総悟くんが「ん、Aか」と門まで歩いてきた
んじゃなくて。
「おー!Aちゃん!」
「あ、や、山崎さん……どうもー……」
「絶対がっかりしてるでしょ」
「そ、そんな事ないですよ!?」
「態度にもろ出てるよ」と笑顔で言われてしまった。
でも、少しはがっかりしても良くないですか!
あくまで私、「総悟くん!」って呼んだんですもん。
「今日はどうしたの?」
「あ、えっと……総悟くんいます?」
「いるよ、わら人形作るの忙しいから行ってやれって言われたの」
「あー……」
え。
それって、
彼女<わら人形づくり……って事?
待て待て、私って本当に総悟くんと付き合ってるのかな?今のところそれらしき雰囲気ゼロなんだけど……。
「でも、''すぐ終わらして後から行くから''って言ってたよ」
ま、
まじか……!
「それ早く言って下さい!本当に昨日のあれ夢オチだと思ってしまいましたよ」
「昨日のあれって?」
「え、あの、下着泥棒の……」
「し、下着泥棒?何の事かな、Aちゃん」
え……?
「昨日、総悟くんと山崎さんと私の3人で……少しお話しした……」
「フフ、そんな夢見てたの?」
え、え?
困惑して心身共に硬直してる私をみて、山崎さんがクスリと笑い出した。
「ごめんね、嘘だよ。覚えてるよちゃんと」
そう言いながら私の頭をポンポン撫でてくれた。
「し、心臓に悪いですよ、本当に……」
「ごめんねごめんね、からかっちゃった」
「まあ、今上機嫌なので何でも許しちゃいますよ」
へへへと笑えば山崎さんも一緒に笑ってくれた。
「――何でィA、''お手''でも覚えたご褒美に撫でてもらってるのかィ?」
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沖田彩乃(プロフ) - ゆずさん!この小説ギャグ線高いッスネ!超面白いです! (2016年4月28日 23時) (レス) id: e31aa8383d (このIDを非表示/違反報告)
ふらわ(プロフ) - ゆずさんの作品大好きです!直球シリーズも大好きです!鬼更新頑張ってください、待ってます!w (2016年4月7日 20時) (レス) id: d783636807 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 厨二なあほ毛さん» やってしまったー!(笑)ありがとうございます!これからもじゃんじゃん指摘お願いします(-_-) (2016年4月7日 19時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ななせ.さん» ありがとうございます!頑張ります! (2016年4月7日 19時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 皐月*゚さん» ありがとうございます!! (2016年4月7日 19時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず | 作者ホームページ:http://yuzuhomepage
作成日時:2016年3月30日 15時