素っ気ない ページ21
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次の日、夜も眠れないままでいた私は、とりあえず一目散に万事屋に報告しに向かったのだ。
昨日の出来事を伝えると、みんな思ったより驚かなかった。
「まあ、そうなるだろうナ」
「夢じゃないんですよ!?もしかしてこれも夢ですか?」
「昨日沖田さんが言ってたセリフ、全部伝えたいけどやっぱり沖田さん自身から言うべきですよね」
「なになに、何て言ってたの?」
他の奴には触らせねー的な事かっこよく言ってたぞーと、あくびをしながら言う銀さん
「何で録音しなかったんですか」
「するわけねーだろ……つか、お前ここにいていいの?沖田くんに会わなくていいの?」
「そ、それはなんか……」
いつもは特に何も考える事なく屯所へ向かっていたけど、今日は何だか恥ずかしい。
モジモジしてしまう。
だって恋人だよ?
恋人?恋人なの?
え、本当に恋人なの?
「『A、来てくれたのかィ。待ってたぜ。挨拶代わりにチューしやしょう』とか言われたり――!?」
「おーおー言われるだろーから言ってこーい」
あまりにも棒読みだったので少しイラッときたけど昨日の事があり気分は上々なので全然平気。
「でも……行ったらまずは何すればいいかな!?」
「今まで無計画で行ってたくせにヨ」
「んじゃあ、三枝」
そう言いながら銀さんは姿勢を直して、私をまっすぐ見てきたので「何でしょうか」と、私も少し姿勢を正した。
「――初デート、誘ったら?」
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沖田彩乃(プロフ) - ゆずさん!この小説ギャグ線高いッスネ!超面白いです! (2016年4月28日 23時) (レス) id: e31aa8383d (このIDを非表示/違反報告)
ふらわ(プロフ) - ゆずさんの作品大好きです!直球シリーズも大好きです!鬼更新頑張ってください、待ってます!w (2016年4月7日 20時) (レス) id: d783636807 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 厨二なあほ毛さん» やってしまったー!(笑)ありがとうございます!これからもじゃんじゃん指摘お願いします(-_-) (2016年4月7日 19時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ななせ.さん» ありがとうございます!頑張ります! (2016年4月7日 19時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 皐月*゚さん» ありがとうございます!! (2016年4月7日 19時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず | 作者ホームページ:http://yuzuhomepage
作成日時:2016年3月30日 15時