変化球片思い【沖田総悟】

ドS心 side沖田 ページ10

side沖田
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「総悟くん見つけた！1人でなんでこんなとこにいるの？将軍様は？」



遊園地に入って数秒でコイツに見つかった。

面倒くさいことになると思い足早にその場を去ろうとしたけど腕を掴まれた。



「総悟くん仕事はしないの？将軍様守らなきゃ。総悟くんと遊びたい」


沖「いや言ってること矛盾してっから。仕事してほしいのか遊んで欲しいのか」


「遊んで欲しい……」


沖「あいにく今仕事で忙しいんで」


「そうは見えない」


沖「園内で醜い事をしてる雌ブタをそこらへんの柱に首輪と鎖で繋げてんでさァ。汚物が将軍の目に入らないように」


「スマホで自撮りしてる女の子のどこが汚物なんですか！！」


沖「うるせェな。ほら、化け屋敷にでも入って来い」


「え。ゼッタイヤダ」


余程苦手なのか、懸命に首を横に振って怯えた表情をする。


沖「……」


その怯えた顔にドS心がくすぐられた



沖「ほら、行けよ」


「嫌だよ！」


沖「血まみれの人間がたくさんいるかもな」


「い、行かない！苦手」


一人で行かせようとしたけどそれじゃ怯えた表情を伺えない。それはつまらない。

……でも、俺も一緒に行くっていたら気絶してでも中に入りそう。

どうするのがおもしろいだろうか。



沖「じゃあ……一人で怖がらずに行けたら手でも繋いでやらァ」


「総悟くんただいまー」


沖「早ェよ。早すぎて見えなかった。本当に行ったのかよ」


「行ったよ。ほら、スタッフさんも私の話してる」



スタッフ「今一人の女の子が光の早さで入って出て行ったんです！夢でしょうか！？幽霊でしょうか！？」



「あっ……ハァ……今になって走った疲れが襲ってきた……」



ダメだ、コイツは特殊すぎる。


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