何やってんだ俺 side沖田 ページ5
side沖田
 ̄ ̄ ̄ ̄
「総悟くんはゲームでよく遊ぶの?」
沖「その声録音するやつはまともに遊んだ事ねェ」
「本当にグロゲーギャルゲーばっかりやってるんだね……そんなとこも好きだけど!」
沖「……」
ガチャガチャとゲーム機をいじってるソイツ。
あーあー、変なとこ開いてる。
「あれ、何これ」
沖「Bボタンで戻りな」
「おお、うんっ、じゃあ早速声録音してみよう!」
ピピッと録音が開始される音が聞こえたかと思うとゲーム機に向かって「総悟くん大好き!」と喋り始めた。
『総悟くん大好き!』
「おお!うまく録音できている!これが私の声なのか……」
沖「……」
なんでこんなくだらない事でそんな楽しそうにしてるんだか。
「ねえ、録音した声を色んな声に変えて遊べるらしいよ!ロボットの声とかある!」
『ソウゴクン ダイスキ!』
「うはは、私の声じゃないみたいだね!ロボットだ」
コイツって黙るって事出来ないんだろうか。
1人ではしゃぐそいつを黙って見つめる。
「あ、逆再生もあるね」
『○×☆♪+÷△』
「うわは、何言ってんのか全く分かんないね総悟くん!」
今までずっと返答しなかった俺の返事を待つかのように、楽しそうな笑顔を画面からそのままこちらに向けてきた。5歳児並な無邪気な笑顔。
「そうだな」と目を細めて微笑んで、
ソイツの頭を優しく撫でた。
……
「「えっ」」
……
俺の行動に目を見開くソイツ
沖「……っ」
俺も自分の行動に目を見開いた
「えぇぇぇぇえええ!?」
顔を真っ赤にさせて驚くソイツの声と共に慌てて光の速さで頭の上から手をどかす。
いやいやいやいや、何してんだよ
沖「いや、その、」
熱のせいなのかもわからないほど顔を真っ赤にさせて俺の顔をじっと見つめてくるA。
沖「……帰るわ」
返事も待たないまま動揺を隠すようにその部屋を後にした。
いや本当、何やってんだ、俺。
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アオハ - タイトル見てあれ?誤字かな?と思ったら本当にご駄走だったんだwww (2017年11月23日 18時) (レス) id: f27741d139 (このIDを非表示/違反報告)
あーるぐれい(プロフ) - 朝パンて…… (2017年10月24日 17時) (レス) id: c4a06da1fb (このIDを非表示/違反報告)
あやね(プロフ) - こんにちは!続編おめでとうございます!いやぁ、ホントにキュンキュンドキドキバクバクさせられてます笑早く続きが読みたくてしゃーないです笑もうゆずさんの小説大好き!!!! (2016年3月30日 17時) (レス) id: 8515cc5bf1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 猫ファイアーさん» そんなにたくさんありがとうございます(T_T)めちゃくちゃ助かります。嬉しいです。参考にさせて頂きます! (2016年3月28日 12時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
猫ファイアー - 次のタイトルのやつで、いろいろ考えてみました。全力投球、速球、魔球、欲求・・・・このくらいですかね。ていうか最後のやつもはや意味が違う(笑)。少しでもお役に立てればいいです。がんばってください! (2016年3月27日 21時) (レス) id: 5fdc167f66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず | 作者ホームページ:http://yuzuhomepage
作成日時:2016年3月14日 21時