直球片思い【沖田総悟】

桂さんと仲良し？ ページ37

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……


結局神威くんのご飯代私が払う事になってしまったし、何より、


お団子を食べるのを忘れてしまったのだ。


これは怒られる。


すぐお母さんの元へ帰る勇気が無かったので万事屋に足を運んだ。


……



「おじゃましまー……って、誰？この人」


勝手に入り込んだら、そこには髪の長い見知らぬ男性と、変な白い物体がいた。



銀「なんで勝手に入り込んでんのかツッコミたいけど、コイツの名前はヅラだ」


桂「ヅラじゃない桂だ！」


「え、髪の毛？」


桂「だから髪の毛じゃ……って、そんな間違え方するか普通」


「アメリカンジョークならぬジャパンジョークですよ」と笑ったら「意味がわからん」と冷たくあしらわれた


「で、なんで桂さんはここにいるんですか？」


桂「追われていて匿ってもらってる」


新「この人もAさん同様勝手に入り込んだだけですけどね……」


そう言いながら私にお茶を出してくれる新八くん。やっぱ本当は優しいんだね
「いただきます」とお茶に口をつけながら話を進める



「追われてるって……誰に？」


桂「幕府の犬――真選組だ」


「え！！総悟くんに！？」


銀「何で沖田くんオンリーなんだよ」


すると白い物体さんが何やら表札のような物をあげた。

『その人と何か深い関係があるの？』と。



「ええ、まあ。それはもう深い深い――」


神「ただとストーカーとサディストネ」



酢昆布頬張りながらきっぱりそういう神楽ちゃん。かなしい。

――でも、 つまり桂さんは総悟くんの敵って訳か……

すなわち私からも敵って事になるよね。

これは仲良くなれそうにないな……



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――――
……



数分後。



桂「行けェ！A！」


「うおおおおお！！！」





銀「え、何してんのあいつら」


新「攘夷志士ごっこらしいです」


神「とことん呆れるネ」



･……



「ぐっ……お主の剣さばき、実に見事だ……」


桂「ハハハッ、貴様も中々の腕だったぞ」


「そんな事……ケホッ……ないですよ」


桂「その志(こころざし)、尊敬するぞ。ほら、手を貸してやるから立て」


「かたじけない」


桂「武士たるものはな――」



「桂さん、そろそろ飽きた」


桂「実は俺も今同じ事を言おうとしていた」





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