神威くんと仲良し? ページ36
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――とある日、私は1人でファミレスに訪れていた
ここのファミレスは新作メニューで“お団子”を出すらしく、味はいかほどか、お母さんに調べてこいと言われた。
何でそんな事しなきゃいけないんだ。
おいしかったらパクるのか。
お母さんはやけに他所の店の団子に敏感なのだ。
「こんな事してるなら総悟くんに会いたいのに……ってかめっちゃ混んでるじゃん」
?「いらっしゃいませお客様。大変申し訳有りませんが店内只今混雑してまして、待つor相席になってしまいます」
待つor相席とか、何だその言い方。と思ったけど、こんなの待ってるのもあれなので相席にしてもらうことに。
――――
……
私の相席の男の子、
出会って数分。
仲良くなってしまった。
威「はいせーのっ」
「あ、阿伏兎のバカヤロー!」
威「アハハ。あ、それも食べたい」
何故か私に知らない名前の人を馬鹿呼ばわりさせてくる神威くん。
たくさんご飯を注文し、口に運びながら私の近くにあるオムライスを指差した。
「すごい食べるんですね!」
威「地球のご飯はおいしいからネ」
「なら今度ウチの団子屋来てくださいよ!」
威「おいしいの?」
「絶品!遊びにいらしてください!」
威「え、遊びって喧嘩?」
「喧嘩はしませんって!」
威「つれないネ」
「さっきから喧嘩の話ばっかですね」
威「まあね。君も……」
相席の神威くんは、急に食べる手を止めて、
私の顔をマジマジ見てきた。
「ん……?」
威「その容姿ですっごい強ければなー。俺との子供産んでほしかったな」
「ま、またまたーっ。冗談に聞こえない怖い」
威「冗談に決まってるじゃん。あ、もうそろそろ用があるから、行かなきゃ」
「えー、つまらないです!」
威「もうお遊びに付き合ってる暇ないんだ。俺社会人だから」
「私も社会人ですよ!恋バナ聞いてくださいよ!恋バナ!」
威「あんまりしつこいと……
殺しちゃうゾ」
「……冗談に聞こえません」
優しそうな笑みの中に殺気というか威圧というか、そんなものが含まれていて少し表情を強張らせてしまった。
威「これは冗談じゃないからね。じゃあネ〜」
そう言って彼はそそくさとファミレスを去っていってしまった。
ハッ!
「ちょ、お金払ってませんけど!!」
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後輩K - これ面白いですね!わたし好きです! (2016年5月30日 21時) (レス) id: f6c1d76e68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - アヤネさん» 嬉しいですありがとうございます(T ^ T)更新頑張りますね! (2016年3月14日 21時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - レイさん» うれしいです!私もイチャイチャさせたいです!(笑)ありがとうございます! (2016年3月14日 21時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
アヤネ(プロフ) - 来ちゃいました~!万事屋に来た可愛い小娘のときのリクエストに似ていて勝手にうれしくなっちゃってます笑やっぱゆずさんのかく小説は最高ですね!更新楽しみにまってます!! (2016年3月14日 2時) (レス) id: db2705815e (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - お邪魔します!前回の作品から読ませてもらってます!お話とても面白いです!沖田さんと夢主ちゃんのイチャイチャ早く見たいです!絶対可愛い!これからも無理せず更新頑張って下さい!楽しみにしてます(*^^*) (2016年3月13日 22時) (レス) id: 4800545bee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず | 作者ホームページ:http://yuzuhomepage
作成日時:2016年2月23日 11時